Microsoft Edg(以下、Edge)は頻繁にアクセスするサイトを、お気に入りバーに登録し、ワンクリックでアクセスできる。だが、ユーザーによってはEdgeのお気に入りを使いたくない、よりスピーディーに目的のサイトへアクセスしたいという方もおられるだろう。

そんな場面ではタスクバーへのピン留めが役に立つ。今回はOutlookカレンダーを例に手順を紹介する。

Edgeで目的のサイトを開き、「…」→「その他のツール」→「タスクバーにピン留めする」と順にクリック/タップする

タスクバーの右端に目的のサイトがピン留めされた

Edgeの登録手順は少々煩雑だが、何度も行う操作ではないためご容赦いただきたい。これでタスクバーのボタンをワンクリック/タップ、もしくは「Win」+「Shift」+数字キーで起動可能になるものの、一つだけ問題がある。それはEdgeを常時起動している環境だ。

既存のEdgeとピン留めしたボタンで起動したOutlook on the webが並ぶ

前述の操作(ショートカットキーを含む)を行うと、別のEdgeウィンドウが開くため、ユーザーによっては煩雑な印象を受けるだろう。毎日のようにアクセスするサイトであれば、PWA(Progressive Web Apps)によるアプリ化も有用だ。

Edgeの「…」→「アプリ」→「インストール」と順にクリック/タップする

必要に応じてアプリ名を変更し、「インストール」をクリック/タップする

最後にピン留めなどに関する処理をうながされるので、「タスクバーにピン留めする」にチェックが入っていることを確認し、「許可」をクリック/タップする

こちらはEdgeと同じプロセスで処理され、メモリー消費量もさほど多くない。また、タブバーやアドレスバーも表示されず、Webページが若干広く使えるのも利点の一つだ。ご自身の利用スタイルでお好みの方法を選んでほしい。

PWA化したOutlook on the web

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら