エンゼルス・大谷翔平(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

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“直接対決”第1戦では両者ともに本塁打を放った

 エンゼルスの大谷翔平投手が30日(日本時間31日)、本拠地で行われるヤンキース戦に「3番・指名打者」で先発出場する。今季のMVPを争うアーロン・ジャッジ外野手は「3番・中堅」で“直接バトル”第2戦となる。第1戦では両者ともにアーチを放ったが、ヤンキース番記者は、MVPは大谷以外考えられないとの持論を展開した。

 メッツの試合を放送するニューヨークの放送局「SNY」は、メッツとヤンキースの番記者アンディ・マルティーノ氏の記事を紹介。著者は「アーロン・ジャッジは投球をし始めたときにショウヘイ・オオタニを超えてMVPになることができる」と述べている。

 MVPの基準として、プレーオフ進出に貢献しているかどうかを重視する声もあれば、WARの数字を重視する声もあるため「MVPは十分に定義されていない賞で、存在すべきではない。解決策がない議論を生んでいる」という。「ショウヘイ・オオタニが好投手&好打者でいる間は、彼以外でMVPとして考えられる選手は誰もいない。野手と投手という2種類の選手が野球には存在するわけだが、両方できるのはたった1人だけだ」と揺るぎない自信で大谷を推した。

 ジャッジについて「本当に、本当に素晴らしい選手」と称するものの「MVPになるには不運なタイミングでプレーしている。2つの役目をこなす選手は別にいる。ごめんよ、ジャッジ。この賞を勝ち取る前に、君はヤンキースのブルペンかローテーションの問題を解決しないといけないんだ」。投手としてもプレーし結果を残さない限りは追いつくことはないと見る。(Full-Count編集部)