タイキシャトル(左、撮影:高橋正和)、藤沢和雄元調教師(撮影:小金井邦祥)

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 1998年のJRA賞年度代表馬を受賞するなど数々の輝かしい実績を残し、8月17日の午前5時ごろに老衰のためこの世を去ったタイキシャトルについて、同馬を管理した藤沢和雄元調教師がコメントを発表。同日、JRAのホームページ上で掲載された。

【藤沢和雄元調教師のコメント】
「とても強い競馬をしてくれた馬で、国内外問わず活躍してくれました。

 当時、海外遠征に前向きなオーナーの支えもあり、海外でも勝利してくれて厩舎にとって非常に励みになりました。

 とても残念ではありますが、良い思い出ばかり残っています。ご冥福をお祈りいたします」

 タイキシャトルは父Devil's Bag、母ウェルシュマフィン、母の父Caerleonという血統。通算成績は13戦11勝。1997年と1998年のマイルCS(GI)を連覇、1998年に海外遠征を敢行しジャックルマロワ賞(仏G1)を勝利、同年のJRA賞年度代表馬に輝き、翌1999年にはJRA顕彰馬に選定されるなど、日本競馬史に残る名マイラーとして知られている。

 種牡馬引退後、ジャパン・スタッドブック・インターナショナル引退名馬繋養展示事業の助成対象馬となり、北海道新冠郡新冠町のノーザンレイクにて繋養され余生を送っていた。

(JRAのホームページによる)