日用品の値上げがキツい。節約上手になれる買い物術
今回のお話「日用品のお買い物上手になるにはどうしたらいいの?」
買い物に行く度、物価の上昇を感じる日々。「昨日買っておけば安かったのに……!」そんな経験はありませんか? いくら値上がりしても削るには限界のある生活費で損しないためにはどうしたら良いのでしょうか。今回は日用品のお買い物上手になる方法をチェックしてみましょう。
■まずはどれくらいのスパンで必要になるかを把握して
食材と違って腐るものではないので、まとめ買いをしても困らないのが日用品。とはいえ、ひとり暮らしの部屋の収納は限られているので、置く場所との兼ね合いも考えたいところですよね。
日用品のお買い物上手になるポイントは、自分にとってどのタイミングで買うのがお得かを知っておくこと。そして、どれくらいのスパンで使うものかを把握しておくことが大切です。
使用するスパンを把握するために、まずはラップやシャンプーなどの日用品のパッケージに買った場所と金額、使い始めた日を書いておきましょう。そうすることで、使い終わった段階でどの程度の期間要するかが明確になるので、何個ほどストックを持っておけば安心かが分かります。
■スーパー・ドラッグストアのプライベートブランドも買い方のひとつ
日用品の購入は、わざわざ遠くのお店へ行かなくてもOK! スーパーやドラッグストアのプライベートブランドの利用も、買い方としておすすめです。価格も抑えられているので使い勝手が良いでしょう。
また、コンビニのプライベートブランドも豊富に展開されつつあります。スーパーやドラッグストアが開いていない時間帯に必要になった……など、いざという時に便利。頭に入れておくと安心でしょう。
◇ドン・キホーテやドラッグストアのクーポンも活用してみて
近くにドン・キホーテがあるのであれば、ドン・キホーテの利用もおすすめ。日用品に使えるクーポンが発行されていることもあるので、そのタイミングに買い物を合わせるとお得に済ませられます。
また、ドン・キホーテ以外にドラッグストアでも、レシートクーポンやアプリ限定クーポンが発行されていることがあります。そういった情報を取りこぼさず、しっかりと活用していきましょう。生活圏のドン・キホーテやドラッグストアの会員登録とアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。
■「大量に買いたい!」という場合は……
ひとり暮らしの場合、大量には必要ないことがほとんどなので、まとめ買いはほどほどに。それでも大量に買っておきたい場合は、箱買いができるホームセンターを活用してみるといいでしょう。
ただしホームセンターでは、箱買いしたものを持ち帰るために車が必要になってしまいます。「配達してもらいたい」という方には、AmazonやLOHACOといったネットでの注文がぴったり。洗剤やシャンプーなどの重たいものや、ティッシュやトイレットペーパーなどのかさばりやすいものは、ネットショップを利用するのが賢いでしょう。
「まとめ買いといえば」のコストコは、会費がかかるのでコスパ的にはいまひとつ。1アイテムの量もかなりあるので、ひとり暮らしだと持て余してしまう可能性が高いです。
■ネットショップは時期を狙って賢く活用!
ネットスーパーは、時期によってさらなる節約をかなえられることも! 例えば先ほど紹介したAmazonでは、有料会員だけが参加できる年に1度のスーパーセールのプライムデー(7月)やブラックフライデー(11月)といったセールを活用することでよりお得に購入できます。収納と相談しつつ、洗濯洗剤などはセールでまとめ買いするといいでしょう。
また、楽天市場でもお買い物マラソンが定期的に開催されています。ポイントの還元率が高くなり溜まりやすいので、そのタイミングでシャンプーや化粧品をまとめ買いし、溜まったポイントをさらに日用品の購入に利用すると、お買い物上手への道がひらけてくるでしょう!
とはいえ、「日用品はこだわりのブランドがある!」という方もいますよね。こだわりのアイテムが購入できるお店で、割引になるタイミングを狙うことをおすすめします。
■「目的なく入らないこと」が一番の節約! 買う時はコスパを考えて
日用品の買い物に限らずですが、スーパーやドラッグストアは、行く回数が増えれば増えるほど、余計なものを買ってしまいがちに……。目的なくお店に入らないことが一番の節約になります。
また、日用品や食品など、どんなお買い物にも共通して言えるポイントは、“買い物メモ”を持っていくことを習慣づけること。買い忘れを防ぎ、買う物が明確になることによって、ムダな出費を抑える効果が期待できます。
その他、お得と思いがちな100円均一ですが、実は基本的には割高。金額だけ見て予算内に収めることを目的として買うのであれば良いですが、出来る限り「gあたり」「1枚あたり」で比較することをおすすめします。パッと計算できない時は、最近ではどちらがお得かを比較できるアプリも登場しているので、活用してみるといいでしょう。
さらに、「安売り情報は会員限定で提供」というお店も増えてきているので、情報をしっかりチェックして押さえておくことがポイント。細かい部分から取り入れていくことで、段々とやりくり上手になっていくはずですよ。
令和のマネーハック55
まずは消費のスパンを把握することからスタート。まとめ買いはほどほどに、クーポンや割引情報を細かくチェックしよう。
(監修:丸山晴美、取材・文:ameri、イラスト:itabamoe)