アルゼンチンの3部リーグで女性主審に暴行する蛮行が起こった(画像はアルゼンチンのスポーツ専門チャンネル「TyC Sports」のプロデューサー、シーザー・ルイス・メルロー氏のツイッターより)

写真拡大

アルゼンチン3部リーグでイエローカードを受けた選手が“報復”

 海外サッカー、アルゼンチンの3部リーグで蛮行が起こった。試合中、判定に怒った選手が何と女性主審に暴行。背後からラリアットを浴びせるという行動を米スポーツ専門局「CBSスポーツ」が現地紙の記事を引用する形で報道。大きな波紋を広げている。

 現地時間7月31日、アルゼンチン3部リーグのデポルティーボ・インデペンデンシア対ガルメンセの試合だった。試合中、女性主審のダルマ・コルタディ氏がガルメンセのクリスティアン・ティローネに対してイエローカードを提示。ティローネは不満を示して抗議したが、チームメイトから一度は引き離された。

 しかし、納得がいかないティローネは味方を振りほどいてコルタディ主審に突進。背後から“報復”まがいのラリアットを浴びせた。

 不意打ちにコルタディ主審はピッチに倒れ込んだが、すぐに立ち上がった。ピッチ外で待機していた警官隊がすぐにピッチ内に突入。ティローネはそのままピッチ上で逮捕された。病院に搬送されたコルタディ主審は大事には至らなかったという。

 この事件を米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は「アルゼンチンのサッカー選手が試合中に女性審判を殴り、その場で警察に逮捕される」との見出しで報道。一連の様子を収めた動画のリプライ(返信)には衝撃を受けた様子のコメントのほか「この男は地獄に直行」「気分が悪くなる」「暴力は決して許されない」「逮捕は妥当」「永久追放だ」といった厳しいコメントが寄せられている。

(THE ANSWER編集部)