バルサ退団の可能性が高まっているデ・ヨング photo/Getty Images

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クラブ間では合意に至りながらも、本人のマンU行き拒否が報じられているバルセロナのMFフレンキー・デ・ヨング。彼の去就は現在、暗礁に乗り上げているが、ここに来て新たなクラブが移籍先の候補として浮上しているようだ。

スペイン『SPORT』によれば、デ・ヨングはプレミアリーグにあまり魅力を感じていないようで、2019年にアヤックスからバルサへと加入した際も、イングランドのクラブを選択肢から外していた模様。当時のデ・ヨング争奪戦は、バルサとパリ・サンジェルマンの一騎打ちとなっていたようだ。

現時点でバルサはマンUとの取引以外に大きな動きを見せていないものの、同メディアはバイエルン・ミュンヘンを新たなデ・ヨングの移籍先候補に挙げている。プレイスタイル的な相性や、母国オランダとの距離の近さ、チャンピオンズリーグへの本気度などといった要素がデ・ヨングの関心を惹くと考えているようだ。

さらに、ユヴェントスとの口頭合意が報じられている、DFマタイス・デ・リフトの加入もプラスになるとしている。デ・ヨングとデ・リフトはアヤックス時代のチームメイトであり、現在は共にオランダ代表を担う存在だ。

しかし、この話には懸念点もあり、バイエルンからバルサへの移籍が決まったFWロベルト・レヴァンドフスキの去就を巡る中で、両クラブの関係は悪化している。特にバイエルン側からのバルサへの印象が悪く、バルサにとって不利な交渉となる可能性もあるようだ。

実際にデ・ヨングがどれだけバイエルンに魅力を感じているのかは不明だが、この話が実現すればMFジョシュア・キミッヒやMFレオン・ゴレツカなどといったドイツ代表戦士たちと中盤を形成することが予想される。今夏にアヤックスから獲得したオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフともポジションを争うことになるだろう。

シンプルに考えれば、バイエルンはレヴァンドフスキの代わりとなるストライカーを一番に欲しているはずだが、ユリアン・ナーゲルスマン監督はデ・ヨングの獲得を望むのだろうか。