掃除してもトイレがくさい!においをスッキリ取り去るコツまとめ
梅雨の時季になると、におってくるのが「トイレ」。「掃除しているはずなのにくさい…」なんてことはありませんか? そこで今回は、ESSEonlineで人気のあった、トイレのにおいをスッキリ取り去るアイデアをまとめてご紹介します! ぜひ参考にしてみてくださいね。
掃除してもトイレがくさい!100円グッズでできる最終手段
トイレは洗剤でしっかり洗い、壁紙もふいた。なのになぜかトイレがくさい…。そんなときは、この方法で解決するかもしれません。
●洗剤なんて不要!掃除に使うのはビニール手袋をした「手」
ここでは洗剤で汚れが取りにくく、汚れの残りやすいトイレの「2か所」に注目。それは水が流れていくところと、水が流れてくるところです。
使用するのは、ビニール手袋のみ。軍手でも可能ですが、水が染み込んでしまいますので、やはり軍手の下には水が手に浸透しないようビニール手袋を着用することをおすすめします。
もちろん100円ショップなどで売られている格安な手袋で大丈夫です。破れてしまいそうな薄いものは用途に合いませんが、極厚のものも避けてください。
●この2か所を掃除すれば、においもスッキリ!
(1) 水が出てくるところの穴
まず1か所目、水が流れてくるところを掃除します。ここは、洗剤や掃除グッズがなかなか入らない場所。掃除ブラシも入らないため、ビニール手袋をはめた指で汚れをかき出します。
指が入るところまで入れてください。そして、指の感触で汚れがついているのを確かめてください。ざらざらしていたりツルツルしていない場所が、汚れが付着しているヘドロです。
(2) 水が流れる排水口
次に水が流れていく排水口を掃除していきます。ビニール手袋をはめたら、そのまま手を入れていきます。
とくに、上の写真のように肉眼ではのぞくことができない上の部分には、かなり汚れがついています。通常の洗剤だけだとなかなかこの上の部分へは汚れが落ちるほど十分な量の洗剤が行き渡りません。
トイレはかなり気を使って掃除をしていたつもりでしたが、どんどんヘドロが出てきました。もちろん指の感触で汚れているところをチェックしながら、指の先で洗剤やブラシだと取れづらい角の部分もゴシゴシこすります。写真ではお見せできませんが、上の部分から溜まっていた汚れが衝撃的なほど出てきました。
「梅雨になるとトイレがにおう…」じつはあの場所が原因かも!?
トイレの掃除といえば、皆さん普段から便器内の黒ずみや水アカ、飛び散った尿の汚れを気にされる方多いと思いますが、じつは思わぬところが原因かもしれません。原因と掃除のコツをご紹介します。
●においの原因は…「トイレのタンク」
それは、あまり掃除をされていない人も多いトイレのタンク。トイレタンク内は常に水がたまっている状態であり、温度も15〜30℃。カビやにおいが発生しやすい条件がそろっています。梅雨の時期は湿度も上がりやすく、カビが大好きな環境に。
トイレタンクの中はフタをあけないと見ることができないため、どれだけ汚れているかわかりません。汚れは見えないところ、掃除しないところにたまるので、一度トイレタンクをあけてみましょう。
●トイレのタンクは「重曹」でスッキリ!
カビと聞くと、ハイターなどの塩素系漂白剤を思い浮かべる方が多いと思います。タンクの中には精密機器が中に入っており、強力な洗剤はNG。またもうひとつ、泡立つ洗剤もNGなんです。泡を流す行為が必要になり、精密機器に触れてしまう可能性もあります。また泡がタンクの中に残ることもよくないとされています。
そこで使用する洗剤が「重曹」! さらにベストなのは、トイレタンク内用の洗剤。専用のものは1回に使う洗剤の量が小分けになっていることが多いため、ぴったりの分量で安心して使用することができます。
●トイレタンク内の掃除の仕方
トイレの水を一度流し、タンク内に専用の洗剤または重曹大さじ1程度を入れます。そして2時間から6時間放置します。トイレを使用しない夜間に行うのがよいと思います。
あとは水を流すだけ。これだけでトイレタンク内がきれいに!
トイレ掃除は順番が大事!流せるシート1枚で汚れも臭いもピカピカに
皆さんはトイレ掃除にどんな道具を使っていますか? じつはトイレの掃除において掃除のプロが推薦しているのが、流せるトイレシートなんです。シートタイプなので、とにかくラクに掃除ができますし、最後は流して終わりなのでゴミの問題も解決。1日1枚で掃除を続けると、きれいなトイレをキープできるんです。
そんな流せるトイレシートですが、使い方を間違えてしまうととてももったいないことに。ここでは、掃除するときのコツをご紹介します。
●トイレを「汚い順」で4つのゾーンで分けて掃除していく
掃除の基本は、汚れていないところから汚れているところという順番で掃除をすること。
トイレシートを使用して掃除する場合も、汚れが少ないところから汚れが多いところにかけて掃除をしていきましょう!
【汚れレベル1 ★☆☆☆】ドアノブ
ドアノブはトイレの中では汚れが少ない方。まずはトイレシートでドアノブ周辺から掃除をします。その次に、トイレットペーパー周り、スイッチ、コンセントをふいていきます。
【汚れレベル2 ★★☆☆】トイレのフタや便座、便座裏、スイッチ部分
次に汚れ中レベルは、トイレのフタ、便座、便座裏です。温水洗浄のスイッチ部分もきれいにしましょう。このときに掃除の流れで便器をふいてしまわないよう心がけて下さい! 便器はいちばん汚れている場所。なので「便器は最後」と覚えておいて下さいね。
【汚れレベル3 ★★★☆】トイレの床や腰より下の壁
3番目にひどい汚れの場所は床、そして腰より下の高さの壁。ここは見えなくても尿が飛び散っていることが大変多い場所です。もしトイレがくさい場合は、床や壁をふくことで改善することが多いですよ!
掃除機をかける前にも必ずふき掃除をするようにしましょう。尿がこびりついた床をふき取らずに掃除機をかけ、そのままキッチンやリビングを掃除するなんて想像するだけで恐ろしいですよね!?
またこのときに巾木も一緒に掃除をすることをおすすめします。せっかく腰を下げて掃除しているので、そのときに一緒にふいてしまいましょう。頻繁に行えば、巾木もさっとトイレシートでなでるだけできれいになりますよ。
【汚れレベル4(最高レベル)! ★★★★】便器内
最後に汚れの最高級レベルは、先ほどもお伝えした便器! もっとも汚れてる場所は最後にふきます。毎日の掃除を素手で簡単に行っている場合は、そこまで深追いせずに気になるところだけをふいて。
もしほかの場所より先に便器をふいてしまった場合は、トイレシートを新しいものにするのがベストです。また、汚れがひどい場合は便器だけはひと手間かけ、洗剤やブラシを使ってきれいにしても。
トイレが臭くなるNG習慣6つ。いきなり掃除機、トイレットペーパーで乾ぶき…
トイレ掃除のなかで「これだけはやってはだめ!」という6つの悪習慣をご紹介します。
●NG習慣1:いきなり掃除機をかける
狭いながらもホコリがたまることも多いトイレ。いきなり掃除機をかけていませんか? もし尿が飛び散った床を気づかずに掃除機をかけたらどうなるでしょう? 掃除機のヘッド部分に尿がついて、それがほかの部屋になすりつけられることに。
トイレはふき掃除が基本です。掃除機がけをしてはいけないわけではありませんが、ふき掃除をしてから、気になるときに掃除機をかけましょう。
また掃除機をかける際は、奥から手前ではなく、「手前から奥」です! 通常の掃除機のかけ方と違い、トイレは手前から奥に掃除機をかけていきます。これは汚れているところを踏まないように衛生面を考えてのこと。
●NG習慣2:素手で掃除をする
トイレをしっかりと掃除する場合は手袋を必ずしましょう。薬品荒れを予防するのはもちろん、菌がたくさんいるトイレですので、そのあと調理や冷蔵庫を触ることも考えて、ご自身と家族の体を守りましょう!
●NG習慣3:研磨剤を使う
便器の中はコーディングされている場合があります(使用されているトイレにもよりますので、説明書を一度お読み下さい)。
コーティングがはがれる場合があるので、もし研磨剤NGと書いてあるときは、メラミンスポンジなどでこすり洗いするのは絶対にだめ。コーティングがはがれて余計に汚れやすく、取れにくいトイレになってしまいます。
研磨剤またはメラミンスポンジを使用したくなるときは大抵、便器内がかなり汚れているとき。便器内は汚れをためないことが大切です。
流せるトイレブラシなどを使用して、毎日の掃除を心がけます。
●NG習慣4:トイレットペーパーで乾ぶきをする
ホコリが気になるからと、トイレットペーパーで乾ぶきをしてホコリを取っていませんか? トイレットペーパーは繊維が荒く、プラスチックに傷をつけてしまうことも。トイレットペーパーに洗剤などをつけてふき掃除をすることは問題ありませんが、乾ぶきはやめてくださいね!
●NG習慣5:便器だけ掃除する
便器だけ掃除はしているんですがトイレのほかの部分はあまり…というお話をよく聞きます。確かに目に見えて汚れている便器は掃除しようという気持ちになりますが、汚れが目に見えない場所は掃除を怠りがち。
でもじつは、腰より下の部分の壁、床、そして便器横はかなり汚れているんです。これがにおいの元になっていることも。目に見えなくてもふき掃除をしましょう! たまには、換気扇やドア周辺の掃除もしてあげて下さいね!
●NG習慣6:酸性の洗剤と塩素系を一緒に使う
アンモニアや尿汚れはクエン酸で掃除するのが効果的。ですがクエン酸と、市販の塩素系の洗剤は混ぜると塩素ガスが発生し、とても危険です! 2つの洗剤を使用する場合は、別の日にするよう心がけましょう。
梅雨はトイレがくさい…家事えもんの梅雨掃除テクでスッキリ
「漂白剤をフル活用することで、いやなにおいを解消できますよ。一度しっかり掃除すれば、あとは予防すればOK」と教えてくれたのは、家事芸人で“家事えもん”こと松橋周太呂さん。気になるにおいの対策法を教えてもらいました。
便器と床の境目やその周辺や、壁の下方は尿はね汚れがいっぱい。トイレの悪臭の原因になるのでしっかりと掃除を。
●<掃除&予防法>薄めた酸素系漂白剤でふき掃除と予防を一気に
トイレのにおい対策は、便器の掃除だけでは不十分。
「壁や床に飛び散った汚れを、薄めた酸素系漂白剤でふき取って。つけおき洗いの残りを使い回してもOK」
●<掃除&予防法>便器のガンコなにおいは塩素系漂白剤でとる
菌やカビが原因のガンコな悪臭には、塩素系漂白剤が有効。「お風呂掃除に使っているカビ取りスプレーをそのまま便器にスプレーして」
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