実業家のひろゆきこと西村博之氏(45)のツイートが話題を呼んでいる。

 ひろゆき氏は、6月23日、日本人の平均手取り給与がこの20年間で下がり続けていることを示した国税庁の資料を引き合いに出し、《日本人の平均給与を上げる方法》と書いたツイートを投稿。

 具体的には、以下のような内容だ。

《低給外国人労働者のビザ停止。
 日本国民全員に最低限の生活費支給。
 配偶者控除の拡充。
 年金受給者の労働には年金支給額引き下げ。
 高等教育無償化。

 生活の為に無理して働く人が減ると、働き手を確保する為に昇給が起きます。
 また、自動化が進み生産性も上昇》

「『低給外国人労働者のビザ停止』は、単純作業に従事する人が少なくなり、時給をあげないと人が来なくなるということでしょう。

『最低限の生活費支給』『配偶者控除の拡充』、そして働く年金受給者の『年金支給額引き下げ』により、あくせく働く人が減り、やはり同じように求人に際して時給をあげる必要が出てくるという話しですね。

 このツイートには、1.1万の「いいね」がつき、2100以上リツイートされました。賛同の声が数多く集まり、ひろゆきさんに『政治家になってほしい』との声も集まりました」(経済ライター)

 実際、SNSでは、

《もうひろゆき選挙出てくれよ。一票託すから。クソみたいな政治家よりよっぽど良いよ》

《なんで政治家は、この理想的なプランを実行できないのか》

《一度ひろゆき氏に内閣総理大臣やって貰いたい》

《すげー的確なこと言ってる 自民党員いや岸田こそ読むべきツイート》

 など、ひろゆき案を称賛するリプライが多数寄せられた。

 これほどまでにひろゆき氏のツイートが支持を集めた背景を、広告代理店関係者が分析する。

ひろゆきさんは、かねてから日本社会の生産性の低さや給与の低下を批判してきました。

 働いても働いても暮らしぶりが豊かにならないという不満を抱えている人にとって、政治家の空虚なスローガンより、明快で具体的なひろゆきさんの意見は『よくぞ言ってくれた!』という気持ちになるのでしょう。

 テレビ番組でもコメンテーター役を求められることが多いひろゆきさんは、今後もご意見役として活躍していくことでしょう」

 ひろゆき氏のツイートに称賛が集まったこと自体が、日本社会が貧困化している証拠なのかもしれない。