毎年、初夏から始まる「麦茶づくり」という家事。「5つのコツとアイテム選びで格段にラクになるんです」というのは、家事ラクのコツや無印良品のアイテムに詳しいブロガーの非ミニマリスト フネさんです。詳しく教えていただきました。

40代でやめた家事。麦茶づくりを超絶ラクにする5つのコツとは?

麦茶づくりは地味に面倒な家事のひとつ。これからの時季、毎日やらなければいけないことでもあります。
私は本当に面倒なのは麦茶づくりより「容器を洗う」ことだと気づきました。中身の麦茶は生で口にするものだから容器を衛生的に保ちたいし、麦茶は色が濃いので茶渋も目立ちます。
今回はいちばんラクな麦茶のつくり方+手入れのラクなおすすめ冷水筒についてお伝えします。

<写真>パッキンの茶渋Before→After

●【1】麦茶をやかんでつくるという思い込みを捨てる

やかんでなく鍋でもいいよ、ということではありません。
お茶を“煮出す”という言葉のせいで、沸騰させて煮出すのが当たり前だと思っていたお茶づくり。それを数年前にやめ、“水出し”にしたのです。

きっかけは「わざわざあっためてまた冷やすって無駄じゃない?」という娘の一言。その日からわが家の麦茶は水出しになりました。
じつは麦茶のパックにも“水出し・お湯出し両用”と書いてありました。煮出さなくてもちゃんとおいしい麦茶ができます。

●【2】家事の時短と、夏に増えがちな光熱費の節約にも

今まで
・やかんに水を入れて沸かせる→お茶パックを入れて煮出す→冷ます→冷水筒に入れる→冷蔵庫に入れる
の5行程とそれにかかる時間が、
・冷水筒に水とお茶パックを入れる→冷蔵庫に入れる
と、簡単、時短に!

水出しをすることで得られるメリットは時短だけではありません。
「やかんで煮出し麦茶」をやめることで、
1:やかんで沸騰させるガス代(電気代)
2:沸騰させ、その後冷ます間に上がる室温
3:上がった室温を下げるためのエアコン代
がなくなりました。
電気代の節約は地球にもやさしいですね。

●【3】手入れをラクにしてくれた無印良品のガラスピッチャー

麦茶づくりにおすすめしたいのが、無印良品の「耐熱ガラスピッチャー」です。

・サイズ:約直径8.5×高さ25cm
・容量:約1L
・値段:590円

じつは無印良品にはたて置き・よこ置きどちらでも使える「アクリル冷水筒」というアイテムもあり、私も2Lのものを2本持っていました。

ですが、じつはこれが私にとっては使いにくかったんです。理由は「洗いにくい!」こと。
手を中に入れて洗うことはできるのですが、角ばった隅っこやフタの汚れがなかなか落としにくく、プラスチック製なので、ぬめりや茶渋もつきやすかったのです。

 

それに比べてこのツルンとした耐熱ガラスピッチャー。
・ガラス製なので茶渋がつきにくいしすぐ落ちる
・とてもシンプルな“ガラス容器”と“単純な形状のフタ”というつくりなので、すぐ洗える
食洗機も使えるので、面倒くさがり屋さんにおすすめです。

一点注意すべきは、形がシンプルなゆえに取っ手がなく、ガラスなので落とすと割れてしまうことです。
安全第一なので、小学生のお子さんや握力が弱い高齢の方には、プラスチック製をおすすめします。

●【4】お茶パックを落とさない知恵

アクリル冷水筒にはお茶パック入れのカゴが付属していますが、これを洗うのがまた面倒でした。
でも耐熱ガラスピッチャーにはそれがない。で、どうしたかというと、

お茶パックをフタではさんでいます。これで問題なし。
とにかくシンプルに。洗い物は少なく。
わが家ではお茶パックをはさんだまま注げていますが、使いづらいならお茶ができあがったらお茶パックを取り出してくださいね。

●【5】お手入れこそシンプルに

お手入れがラクな耐熱ガラスピッチャーではありますが、使っているうちに茶渋はつきます。とくに麦茶は色が濃いから気になります。
まず本体は手を入れて食器洗い用スポンジで洗います。手が大きめな私はギリギリ入るのですが、男性だと手が入らないかもしれません。

そんなときは「柄つきスポンジ」を使いましょう。これも無印良品のもので、スポンジ部分を取り外して交換もでき、弾力があり、容器のすみずみまで洗いやすいです。690円です。

スポンジでも取りきれないこびりついた茶渋は、気になったら研磨スポンジを使います。まるで新品のようにきれいに。キズがつきにくいのもガラスのよいところです。

フタには取り外せるパッキンがついています。パッキンなどのパーツは無印良品のサイトで買えるのですが、私は洗って使っています。フタもシンプルな形状なのでスポンジで洗いやすい!

●【まとめ】毎日の面倒な麦茶づくりこそ簡単に

家事の中でこれからとくに頻度が高くなる麦茶づくり。
やらなければいけないなら気づいたときに気づいた人がサッとできる、手軽な仕組みとアイテムがなによりです。このつくり方に変えてから、夫が気づいたらすぐにつくってくれるようになりました。

耐熱ピッチャーは茶渋もつきにくく、普段は水でサッと洗い流すだけできれいです。私はこれでだいぶストレスが軽くなりました。
みなさんも減らせる手間、名もなき家事は少しでも減らしましょう。