年間250万円貯まる家庭はこうしている。教育費やレジャー費のメリハリ
子育て中に悩ましいのが、教育費やレジャーにかける費用のメリハリ。上手に節約しながらも満足感の得るためのヒントを、年間250万円の貯蓄を達成した達人から伺いました。
貯めていて幸せな家庭のお金ルール
「不要な支出は徹底して削り、大事なものには惜しまず使う」のがT家のルール。買ったものの満足度が高いため、ストレスフリーでやりくりが楽しめる好循環に!
<Tさんのプロフィール>
夫(36歳)、長男(2歳)の3人家族で、一戸建てのマイホーム住まい。5月に第2子を出産予定。ベビーマッサージの資格やパソコンスキルを生かして、仕事は在宅で行う。
消耗品は最小限にして知識・体験にはお金を惜しまない
子育て中の悩みの一つに感じるレジャー費や教育費。ESSE編集部が選ぶ“オカネジェンヌ”はどのようにやりくりしているのでしょうか?
●旅行やレジャーなど思い出になることはしっかり楽しむ
普段できない体験ができる旅行はお金をかけたい部分。
「大阪は自然が少ないので、年3回、自然のなかで遊べる場所に出かけます」。コロナが落ち着いたら、沖縄に行く予定。
●子どもの将来のためになる習い事や学習教材にはお金をかける
楽しんで学べる幼児教材や絵本は、惜しまず購入。
「学習教室に通わせなくても、家で遊びながら一緒にやるといろんなことを覚えてくれます。成長を見られるのもうれしい」
●自分のスキルアップにも惜しまず投資する
育休中や退職後に将来のことを考えて、FP資格とベビーマッサージの資格を取得。
「おかげで、お金の知識が増えて貯金アップに役立ち、自宅での開業にもつながりました」
●すぐサイズアウトする服と使わなくなるオモチャは格安でOK
子どもの洋服やオモチャは消耗品なので、高価なものは不要。
「洋服は1着300〜600円で買い、オモチャは100円ショップで素材を買って手づくり」。
どちらも息子のお気に入り!
夫婦ともに投資が趣味 資産を共有して2人で貯める
より効果的に貯蓄をするなら投資も考えたいところ。“オカネジェンヌ”T家の方法は?
●まずは投資信託で運用はおまかせ
初めての投資は、投資信託で。
「投資先をプロにまかせられるし、少額からスタートできます。値動きに影響する世の中の動きや社会情勢に興味をもてると、すごくおもしろくなりました」
●変動を見るのが楽しくなってきたら少額の株を買ってみるのも◎
自分で運用してみたくなり、株式投資を開始。
「会社の業績や業界の状況など情報を集め、納得して買った銘柄が上がると満足感もひとしお。下落しても、長い目で見て上がるのを待ちます」
投資を始めてから、夫婦の会話も増加。
「『あの株いくらになったら売る?』など株の話から始まり、家計や子どもの将来の話まで気軽に話すようになりました」
※投資は元本割れのリスクがあります。リスクを把握したうえで自己責任のもと投資してください
●節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー丸山さんのひと言
夫と協力して将来に備え、今大事なものに「投資」するメリハリが◎。理想的な貯め方・使い方で満点!
ただお金を貯めるのではなく、生活の質の向上や家族の体験には惜しまず使うメリハリがすばらしい! 仕事についても向上心をもって資格を取り、少しずつ自分の理想の働き方を形づくっています。夫ともお金のことをオープンに話せていて、100点満点の家計管理です。