相次ぐDCドラマの打ち切りでアローバースの未来はどうなる?

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米CWの人気DCドラマ『レジェンド・オブ・トゥモロー』と『BATWOMAN/バットウーマン』の打ち切りが決定し、アローバースの未来が懸念されているが、これから同ユニバースはどうなってしまうのだろうか?

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CWは前述の2作品に加え、アローバースには参加していないが、今年1月に放送開始された新作DCドラマ『Naomi(原題)』の打ち切りも決定。この大規模なキャンセルにより、新シーズンでカムバックする既存のアローバースドラマは、『THE FLASH/フラッシュ』と『スーパーマン&ロイス』、『Stargirl(原題)』のみとなり、新たに製作が発表された『Gotham Knights(原題)』は、2022〜2023年シーズンのラインナップに加わることになった。

米Deadlineによると、ワーナー・ブラザースからCWが売却される計画があるため、DCコンテンツから離脱するのではないかとの憶測が飛び交っていたが、CWでトップを務めるマーク・ペドウィッツは「そうはならない」と報道陣に語っている。

「CWのDCユニバースには『Gotham Knights』があるため、DCユニバースにてクリエイティブ面を統括してきた(プロデューサーの)グレッグ・バーランティとともに、スーパーヒーローのビジネスに留まります」

しかしペドウィッツは、CWにおけるDCの存在感が“過去数年間ほど強固ではない”ことも認めている。

「我々は放送局を売却してもしなくても、どのような結果になろうとも、このビジネスには留まるつもりです。私はワーナー側が、これらの知的財産を保有することの価値を理解していると思いますし、DCコミックスはこれらのフランチャイズが持つ市場性の価値を理解しています。『レジェンド・オブ・トゥモロー』は存在しなかったり使われていなかったり、日の目を見なかったりしたキャラクターたちに、まったく新しい命を吹き込んだのです。グレッグ・バーランティと彼のチームが作り上げた世界を実現するという意味で、我々はDCとワーナー・ブラザースに膨大な価値をもたらしたのです」

さらにペドウィッツは、CWのDCドラマで最長寿となった『THE FLASH』の更新されたシーズン9が、ファイナルになるとの決断は未定だとも明かしていた。

CWでキャンセルされなかったDCシリーズや、新たに誕生するドラマの動向に注視しておきたい。

『THE FLASH/フラッシュ』はHuluやU-NEXTなどで配信中。『スーパーマン&ロイス』はNHK総合にて毎週日曜日に放送中。(海外ドラマNAVI)