“キケン”な海外ドラマ&映画もドシドシ登場!? 動画配信サービス「スターチャンネルEX」の気になる中身
スマートフォンひとつあれば、すぐに映画やドラマを観ることができる時代。動画配信サービスの選択肢が増える中、何を観ようかと選んでいるだけで時間がなくなってしまった!なんて経験は、筆者だけではないはず。樹海化する動画配信サービスから厳選された作品を知りたいと常々思っていたところ、「スターチャンネルEX」が面白いというニュースが飛び込んできた。海外映画・ドラマファンから長年支持されてきた映画放送の草分け的存在「スターチャンネル」が手がける動画配信サービスである。

コアなファンから支持される「スターチャンネルEX」とは?


映画専門チャンネル「スターチャンネル」は、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『チェルノブイリ』を日本で初めて放送するなど、際どい社会派作品も大胆に扱い、コアな映画・ドラマファンの心を掴んできた。「スターチャンネルEX」も、日本初上陸の最新ドラマから「STAR CHANNEL MOVIES」の最新作、懐かしいミニシアター系映画まで、厳選されたクオリティの高いラインナップが魅力。

なかでも注目したいのが、英国や米国をはじめ世界中で話題になっているにもかかわらず、日本では未配信だったひと癖ある作品だ。ここでしか観られない作品を求めて、映画・ドラマ通も定期的にチェックしているという。

「スターチャンネルEX」は月額990円(税込)で見放題、初回は7日間無料体験も用意されている。また、映画ライターや評論家による解説記事、動画、オリジナルポッドキャスト番組もあり、作品を観ただけでは終わらないのが嬉しい。映画やドラマにまつわる知識を得ることで、異なる視点で改めて観ることができ、作品を二倍、三倍と楽しめる。映画・ドラマ好きの心をくすぐるコンテンツの拡充ぶりはさすがだ。

そんな「スターチャンネルEX」配信作でも、特に熱く支持される英国時事モノ・セレクションから、話題沸騰中の注目ドラマ3つを紹介する。

日本初上陸の話題作が目白押し! いま観るべき3作品


『ランドスケーパーズ 秘密の庭』


© Sister Pictures Limited 2021. All Rights Reserved.

まずは、欧米では昨年秋にHBO Maxで配信されて大評判となり、今回日本ではスターチャンネル独占で配信・放送する異色のクライムドラマ『ランドスケーパーズ 秘密の庭』だ。妻の両親を殺害し、家の裏庭に埋めた夫婦が15年後に逮捕されるという、英国で実際に起きた事件をベースにした全4話のミニシリーズで、The Newyorkerでは「2021年最も面白い作品」と称された話題作。殺人など犯しそうもない穏やかな中年夫婦を演じたのは、『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したオリヴィア・コールマンと、『ハリー・ポッター』シリーズのルーピン先生役で知られるデヴィッド・シューリスの実力派俳優。オリヴィアの夫エド・シンクレアが妻を主役に想定して脚本を手がけ、俳優や脚本家もこなす若きフィルムメーカーのウィル・シャープを監督に、『チェルノブイリ』の製作陣が加わった。俳優、キャストともに映画級の実力派揃いだ。


© Sister Pictures Limited 2021. All Rights Reserved.

主人公は、一見地味で平凡なイギリス人の中年夫婦スーザンとクリス。フランスで慎ましく暮らしているが、なかなか仕事が見つからず、ついに経済的に行き詰まってしまう。援助を頼もうと、クリスはイギリスに住む継母に電話をかけ、ある秘密を告白。それを聞いた継母が警察に通報し、ふたりは厳しい現実と辛い過去に向き合うことになる……。


© Sister Pictures Limited 2021. All Rights Reserved.

優しい笑顔と柔らかい物腰ながら、強すぎる絆に漂う違和感と時折目の奥に宿る不穏な光。この夫婦は一体何者なのだろうと、目が離せなくなる。そんな不気味な気配を醸す、オリヴィアとデヴィッドの熟練の演技は見応え抜群! そして、視聴者をスーザンの妄想世界に飛び込ませる独特な演出も見事だ。映画好きのスーザンは時に往年の名作映画の世界に現実逃避するが、その空想はゲイリー・クーパーの『真昼の決闘』などのモノクロ映像で挿入され、妄想と現実の境界線が分からなくなっていく。極端な色使いとライティングで緻密に計算されたシュールなアートワークも、ふたりの歪んだ愛情を際立たせる。息もつかせぬおもしろさで展開されるスリリングなドラマながら、夫婦の内面世界を通して描かれた独特のファンタジーラブストーリーともいえるだろう。

本作は英国アカデミー賞TV部門にて、ミニ・シリーズの作品賞、監督賞ほか全7ノミネートを獲得、アワード全体でもノミネート数第2位に輝いている。いま最も注目を集めている作品の一つだ。


『2034 今そこにある未来』


(c) Years and Years Limited 2019

二作目は、BBC & HBO共同制作のドラマ『2034 今そこにある未来』だ。物語の序盤で起きる、度肝を抜かれる“ある展開”の描写が原因かどうかは定かではないが、中国では放送禁止となった本作。一方、欧米では「2019年最高傑作のひとつ」と賞賛された話題作が、ついに今年1月から日本でも配信解禁! 2019年から2034年までの15年間を、今後起こるかもしれない世界的な紛争、政治やテクノロジーがもたらす騒乱、疫病に天災等とともに、英国マンチェスターのある家族の姿が描かれる。エマ・トンプソンがトランプ前大統領を思わせる政治家を魅力たっぷりに“怪演”しているほか、ラッセル・トーヴィー、ロリー・キニア、リディア・ウエスト、アン・リードらが出演。脚本を手がけたのは、『ドクター・フー』や『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』で知られる、気鋭の脚本家ラッセル・T・デイヴィス。彼いわく、本作は「マンチェスターのライオンズ家が、この15年間をどのように生き抜くかを描いた家族の愛の物語」だ。


(c) Years and Years Limited 2019

2019年、ビジネスウーマンのヴィヴィアン・ルック(エマ・トンプソン)がテレビで過激な発言を繰り返し、注目を集めている。一方でライオンズ家では、末妹でシングルマザーのロージーが第2子を出産し、兄ダニエルは「こんな世の中に生まれてくるなんて」と、子の将来を危惧する。それから時は経ち2024年、祖母の誕生日祝いに集合した一家を驚愕のニュースが襲う。「トランプ大統領二期目に再選」「IQスコアの低い国民から選挙権を剥奪する法案」など、目を疑うようなブラックジョーク満載の過激な展開。四世代にわたる家族にも、異なる人種、性的嗜好、性自認、経済的格差、政治思想、身体的境遇が描かれ、社会問題を汲んだあらゆる要素が凝縮されている。


(c) Years and Years Limited 2019

約3年前に放送を開始したにも関わらず、世界情勢を予言するかのような身震いするほど怖い展開に感情移入せずにはいられない。特に、ロシアによるウクライナ侵攻、ウクライナ難民の亡命、LGBTQ属性への政治的弾圧、伝染病の猛威といった出来事は、ドラマの中なのか現実のニュースなのか? 劇中で登場する情報操作されたフェイクニュースとも重なり、現実と虚構の境界線がわからなくなる。ライオンズ家の兄弟たちは「1980年代生まれは30年間も休止の時代を生きたから幸せだ」と言うが、それは同年代生まれの筆者にもリアルな感覚だ。長い歴史の中で、平和な時代は遥かに短い。これまで生きてきた時間が貴重だったのではないかと、いま日々のニュースを見て思う。ライオンズ家の周りで起こる出来事は、他人事ではない。変わりゆく情勢がいかに普通の人々の生活を変えてしまうのか、世界に警鐘を鳴らす作品だ。家族を愛することや声を上げることを忘れないでほしいというメッセージを心に刻みたい。

直近の世界情勢を題材にしているかのようだが、本国での放送開始は2019年5月である。日本での配信までに3年近いタイムラグが生じていることも、ある意味恐ろしい事実なのかもしれない。今この時期にヨーロッパで何が起きているのか、次の展開として何が危惧されているのかを知ることができる作品だ。本作を観るためだけにでも「スターチャンネルEX」をチェックしてみてほしい。


『ブレグジット EU離脱』


(c) House Productions Limited MMXVIII

三作目は、英国BBCの製作によるドラマ『ブレグジット EU離脱』だ。主演は、『SHERLOCK/シャーロック』や『パトリック・メルローズ』などで絶大な人気を誇るベネディクト・カンバーバッチ。世界中に衝撃をもたらしたブレグジットはどのようにして起こったのか? ブレグジットを仕掛けたドミニク・カミングスは、いかに世論を離脱派に導いたのか? 英国のEU離脱が決まった、国民投票までの舞台裏に切り込んだ実録ドラマである。


(c) House Productions Limited MMXVIII

舞台は2016年の英国。政治戦略家ドミニク・カミングスは、EU離脱の国民投票に向けて、離脱派の選挙参謀になるよう依頼される。データアナリストの協力のもと高度なアルゴリズムを使い、「存在しないはずの300万人」を得票のターゲットに絞り込み、ソーシャルメディアで離脱を訴えるキャンペーンを始める。


(c) House Productions Limited MMXVIII

EU離脱に繋がった国民投票はいくつかの企業によって強力に操作され、カンバーバッチが演じるドミニク・カミングスが先導していたのではないか、そしてその資金源には“ある国”が関わっているのではないかという衝撃の告発。ソーシャルメディアをはじめ、私たちが目にしている情報は本当に正しいのか? 情報が乱立する社会だからこそ、自分の目で物事を見定めなければならないと改めて実感させられる。ブレグジットは実際に起こった事柄だからこそ、いまこそ観るべき作品だ。

「スターチャンネルEX」で、海外ドラマ&映画ライフを充実させよう!


この他にも、「スターチャンネルEX」では、さまざまな話題作が続々登場予定だ。ラインナップに物足りなさを感じさせない、いま観るべき作品の宝庫。「スターチャンネルEX」で社会性に富んだ映画・ドラマを鑑賞して、より深いエンターテイメントライフを体験してみてはいかが。


・スターチャンネルEX公式サイト




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