妖精の森でミツマタ見ごろ 茂木町
ミツマタが群生し妖精の森と呼ばれる茂木町の焼森山でミツマタの花が見ごろを迎えています。
里山に春の訪れを告げる黄色の小さな花がミツマタです。
高さ2メートルほどの樹木で、枝先が3本に分かれることからその名前がつきました。
およそ7千平方メートルの斜面には7500本ほどのミツマタが群生し、幻想的な景色をつくることから妖精の森として親しまれています。
紙幣の原料としてこの地に植えられたミツマタを町の観光資源として活用しようと、2016年に発足した焼森山ミツマタ保全協議会が大切に手入れをし里山の素晴らしさ伝えています。
毎年、花が咲くこの時期には1万人以上が訪れる人気のスポットになっています。
例年、3月10日ごろに開花を迎えますが、今年は1週間ほど遅れ、今がちょうど見ごろを迎えています。
散策路はおよそ650mあり、訪れた人は幻想的な景色を眺めたり、撮影したりしながら春の訪れを感じていました。
焼森山ミツマタ保全協議会の谷中裕一会長は「1,2月に雨が少なかったためか花は小ぶりだが数は例年と変わらない。優しく包み込んでくれるような幻想的な景色は心を癒してくれるので多くの人に訪れてほしい」と話しています。
ミツマタは4月上旬ごろまで楽しめそうです。
群生地までのアクセスは車の乗り入れは禁止され、29日まで旧逆川中学校から有料シャトルバスでの送迎となります。