3年後の2025年に向けて自動で運転する路線バスの本格運行に取り組む栃木県は26日から壬生町で実証実験を始めました。

栃木県はドライバー不足や高齢者の移動手段の確保など地域の課題の解決に向け自動運転バスの実証実験を2023年度までに県内10カ所で行う計画です。

実験は茂木町、小山市に続いて壬生町が3カ所目で26日の出発式では福田富一知事が実際に乗車体験しました。

実験車両はハンドルやアクセル、ブレーキがなく公園に溶け込むようなデザインが特長です。

運行区間はみぶハイウェーパークを起点にわんぱく公園内を周遊できるルートです。

今回の実験ではこれまでの自動運転レベルから1段階進め、一定の条件の下で自動運転が可能となるレベル3相当で行われています。

バスには赤外線装置が備えられ、前方を歩く人たちを認識するとベルで注意を促すほか自動的に速度を落として運行します。

また実験ではバスが運行している場所を確認することができる遠隔監視技術が導入され、みぶハイウェーパーク内に設置したモニターで訪れた人に運行状況を案内していました。

実証実験は3月6日までで期間中は事前に予約をすれば無料で乗車できます。