2017年3月、那須町で登山講習中に雪崩に巻き込まれ大田原高校の生徒など8人が死亡した事故で大田原高校内に慰霊碑が建立される方針であることが26日までに分かりました。

遺族などによりますと慰霊碑は大田原高校の正門近くの広場に建立される予定で事故の発生から5年となる3月下旬の設置を目指しています。

またこれまで事故現場近くで行われていた追悼式は慰霊碑の建立に合わせて大田原高校で初めて行われます。

追悼式は去年、初めて遺族と県教育委員会などの合同で行われていて今年2月、引率していた3人の教諭の起訴や民事裁判の申し立てなどもありましたが、今年も合同で追悼式が3月26日に行われる見通しということです。

長男の公輝さん当時16歳を亡くした奥勝さんは、とちぎテレビの取材に対し、慰霊碑が建立されることについて「息子が高校に在籍した証を残せると安どしています。慰霊碑が学校に立つことによって那須の雪崩事故は部活動で起きた学校事故であったことを知っていただき、事故の教訓が後世に正しく伝わることを願います。」とコメントしています。