老朽化により役場の建替えの計画が進む塩谷町で26日、新庁舎の起工式が建設地となる旧玉生中学校の跡地で行われました。

起工式には見形和久町長をはじめ関係者などおよそ30人が出席し、工事の安全を祈願しました。

塩谷町役場の現在の庁舎は1952年に建築され老朽化が進み70年振りの建替えとなります。

新庁舎は鉄筋コンクリートと木造を組み合わせた構造の2階建てで、中央部分は吹抜けになる予定です。

吹抜けを見上げた木造部分にはスギやヒノキといった塩谷町産の木材が使用されます。

町民の利用が多い窓口業務の部署を1つのフロアに集約し、導線の部分には車いすやベビーカーなどが利用しやすいユニバーサルデザインを取り入れます。

また近年の大規模災害を見据え、防災の拠点としての機能も備えるということです。

新庁舎は総工費がおよそ25億円を見込んでいて、2023年10月の完成お披露目を目指しています。