栃木県議会定例会 地域交通など質問相次ぐ
栃木県議会の定例会議は25日質問戦の3日目、最終日を迎え3人の議員が地域交通などについて県の考えを質問しました。
質問戦3日目の25日はとちぎ自民党議員会の池田忠議員、民主市民クラブの松井正一議員、とちぎ自民党議員会の板橋一好議員が一般質問に立ちました。
板橋議員は宇都宮市などが整備を進めている次世代型路面電車LRTに関して県の立場について質問しました。
板橋議員は以前からLRTが宇都宮市周辺だけではなく県中部を横断する機能がなければ県が関与する意味がないとし、真岡市と鹿沼市を結ぶ交通網となることが最善の姿としています。
しかし、真岡市と鹿沼市をレールで結ぶのは採算の面でも不可能に近いためLRTと合わせて線路も道路も走行できるDMV(デュアルモードビーグル)の導入も検討すべきとしました。
答弁に立った福田富一知事は「県民誰もが快適に移動できる持続可能な社会を実現するために公共交通ネットワークの充実強化が必要。LRTを核とした公共交通を延伸していくことが有効である」とした上で、「地域交通計画を策定するなかで県央地域の公共交通の現状や課題の整理を行いDMVなど他県の先進事例も参考にしながら充実強化策について研究する」と述べました。