栃木県那須町大島の那須どうぶつ王国で2月2日、「砂漠の天使」といわれる世界最小級の野生のネコ「スナネコ」の赤ちゃんが3匹生まれました。

誕生から20日以上経ち、体重が生まれた時の3倍になるなど元気にすくすくと成長しています。

この動物園では2019年の秋からスナネコのオス「シャリフ」とメスの「ジャミール」を飼育していて、2020年4月には日本の動物園では初めてスナネコの赤ちゃんが誕生しました。

今回もシャリフとジャミールの子どもで、オスとメスの3匹です。生まれた時には、体温が低い赤ちゃんや母乳が飲めない赤ちゃんもいたということですが、飼育員がミルクを与えるなどして回復し今はお母さんのジャミールが育てています。

24日の測定では、体重が3倍ほどの約260から280グラム、身長も10センチ以上伸びて25センチほどになり、鳴き声をあげたり手足を動かしたりして元気な姿を見せていました。

赤ちゃんたちは3月下旬ごろ、お母さんスナネコと一緒に一般公開される予定です。