新型コロナウイルスの影響が長引き、学校行事を中止・縮小する状況が続いている中、今年も卒業シーズンがやってきました。

栃木県小山市の絹義務教育学校で24日、中学3年生にあたる「9年生」28人を送る会が在校生、保護者も参加して開かれました。

思い出をまとめた映像などが披露されましたが、毎年メインで行ってきた合唱は去年に引き続き自粛となりました。

それでも在校生は生徒会や学級委員を中心に何とか実施できるようにと内容を工夫したり、時間を短くしたりして対応しました。

この学校では地元が誇る結城紬を「ふるさと学習」の教材に取り入れて10年目となります。

会では1、2年生が育てた蚕の繭を8年生がコサージュにして卒業生にプレゼント。繭は花の部分に使われ、地区のみんなの思いが込められています。

絹義務教育学校の卒業式は、卒業生がこのコサージュをつけて3月10日に行われます。