2週連続で18人死亡 子どもと働く世代の感染多い 栃木県内の1週間
新型コロナウイルスのこの1週間の感染状況の推移です。栃木県内は感染確認者の数が2週連続で減少していますが、「高止まり」とも言える状況で引き続き徹底した感染防止対策が必要です。
17日から23日までに県内で新型コロナに感染した人は発表ベースで5216人でした。
これは重複などによる取り下げ分は含まれていません。
前の週から286人減っている一方で依然として5000人を超える状況になっています。
23日時点での療養者の数は7132人、入院している人は241人でこのうち重症が9人。自宅で療養している人は6406人となっています。
年齢別では一番多いのが10歳未満の17%となっています。次いで多いのが30代、40代でともに15%。子どもと働く世代の感染が引き続き多くなっています。
居住地別では宇都宮市が最も多く1054人、次いで小山市が774人、栃木市が740人で県南での感染が依然として多い状況です。
心配な数字は亡くなった人の数です。2週連続で18人が亡くなり増加傾向が続いています。
クラスターの発生も気になる数字です。この1週間で18件が確認され増加傾向です。高齢者施設などで12件のほか幼児教育・保育施設と学校で3件確認されました。
県の警戒度レベルでは直近1週間の検査陽性率と人口10万人当たりの新規感染者数がレベル3と高い状況で、病床使用率がレベル2です。
感染拡大・収縮の判断基準では直近1週間とその前の週を比較して「収縮」となっていますが、引き続き万全の感染防止対策が重要です。
ワクチン接種率です。1回目、2回目の接種率は栃木も76%を超えていますが、3回目のワクチン接種率は栃木県は23日現在で17.16%。全国平均の16.48%に比べ少し高い値となっています。
ワクチン接種率が最も高いのは佐賀県で22.57%です。