ネコ園長「さんた」就任8年を祝う 宇都宮動物園
宇都宮市の宇都宮動物園では、ネコが園長に就任して8周年を迎え23日、お祝いの会が開かれました。
2013年のクリスマスの日に動物園の前に段ボールに入れられて捨てられていたのを飼育員に保護された「さんた」。
翌年の2月に「ネコ園長」に就任し、園内のパトロールと来園者の出迎えや見送りの仕事を務めています。
ファンが見守る中で就任8周年を祝うイベントが行われ、ネコが食べられるイチゴを使った「ケーキ」が贈呈されました。
「さんた」が園に来た当時、荒井賢治園長は飼育されている動物に危害を加えたり、病気を移したりする恐れがあることから、飼うことに反対しましたが、職員が説得して「入園」。
今では園の人気者で「さんた」を目当てに訪れる人も多いといいます。
おっとりした性格で職員たちも癒してきた「さんた」は、これからも名物園長として気ままに施設を見守ります。
宇都宮動物園 荒井賢治園長:「ここまで元気でいてくれてありがたい。さんたのように捨てられるネコがいなくなるよう訴えていきたい」