優れた社会福祉施設に対して天皇陛下が贈る「御下賜金」の伝達式が22日、栃木県庁で行われました。

天皇陛下からの金一封「御下賜金」が贈られたのは、大田原市に本部を置き、障がい者の支援などを行っている社会福祉法人「あいのかわ福祉会」です。社会福祉事業を促進させるため毎年、天皇誕生日を前に施設や団体に贈られるもので、福田富一知事から菊地達美理事長に手渡されました。

「あいのかわ福祉会」は1993年に大田原市に知的障がい者支援施設「那須共育学園」を開設、現在は大田原市内を中心に障がい者の入所施設や生活介護、就労支援のほか保育所も運営しています。「人と人との関わりが福祉の原点」という理念のもと、地域の生活者として「共生」に力を入れてきました。

福田知事は「入所している人たちも楽しく仕事ができているのではないか。これからも生きがい作りに貢献してください」と期待を寄せました。