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最近、Vlogという言葉を目にすることが増えてきました。VlogとはVideo blogあるいはVideo logを略した言葉で、日常を文章で発信するのではなく、動画で配信することを指します。InstagramやYouTubeなどに短い動画を投稿する人が増えていますが、こうしたVlogを投稿している人をVloggerと呼びます。

海外ではVlogが一つの人気ジャンルとして確立していますし、日本でもVlogを始める人が増えています。Vlogを公開するには、動画を撮影するためのカメラが必要になります。Vlog需要が大きくなったため、Vlog用動画撮影に特化したVlog向けカメラを開発するカメラメーカーも増えています。

最近のスマートフォンのカメラは画質も上がり、気軽に動画を撮影できるので、スマートフォンのカメラを使ってVlogをアップする人も多いのですが、より高画質で手ブレの少ない動画を撮影したいのなら、Vlog向けカメラがおすすめです。なお、Vlog向けカメラと似たジャンルの製品として、GoProに代表されるアクションカメラと呼ばれる製品があります。アクションカメラもVlogに向いたカメラですが、スポーツ選手のヘルメットなどに取り付け、激しい動きを撮影するのに特化した製品ですので、ここではアクションカメラ以外のVlog向けカメラを取り上げます。

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Vlog向けカメラを選ぶポイントは、「手ブレ補正機能」「マイク入力端子の有無」「スマホとの連携機能」の3点です。

手ブレ補正機能は、光学式と電子式に大別できます。基本的には光学式のほうがよく効きますが、電子式でも無いとあるでは大違いなので、必須といえるでしょう。また、カメラ本体ごと動かすジンバル付きの製品なら、片手で持って移動しながら撮影する場合に起きやすい大きな手ブレも気にならなくなります。

Vlog向けカメラはもちろんマイクを内蔵していますので、単体で音声付きの動画を撮影できます。ただ、マイク入力端子を備えた製品なら、より音質の優れた高性能マイクなどを接続することで、音質を向上させることができます。

また、スマホと連携して撮影した動画を送れる製品なら、撮影現場での配信も気軽に行なえます。パソコンやスマホに接続して、Webカメラとして使える製品もあります。

今回は、上記の3点を考慮してチョイスしたVlog向けカメラのおすすめ5製品を紹介します。もちろん、Vlog向けをうたう製品であっても、コンデジとして使うこともできます。


ソニー VLOGCAM ZV-1G

Vlog向けカメラのお手本のような製品

ソニー VLOGCAM ZV-1Gは、シューティンググリップ付属のVlog向けカメラで、35mmフィルム換算で24〜70mm相当のツァイス バリオ・ゾナーT*ズームレンズを搭載しています。約2010万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、高解像4K動画撮影が可能です。

動画撮影時には、光学式＋電子式のハイブリッド式手ブレ補正機能が有効になり、歩きながらでも手ブレを抑えて撮影できます。また、動画撮影時に有効なリアルタイム瞳AFや指定した被写体を追い続けるリアルタイムトラッキング、ワンタッチで背景をぼかすなど、Vlog撮影で便利な機能が充実していることが魅力です。風切り音を低減するウインドノイズ低減機構を備え、マイク入力端子も備えています。

付属のシューティンググリップを使えば、片手で手持ち撮影ができます。撮影やズームなどの操作もグリップを握ったまま可能で、三脚としても使えます。「バリアングル液晶」搭載で液晶が横に開くのも、自撮り撮影に便利です。重さも約294gと軽く、気軽に持ち出せます。Wi-Fi経由で撮影した動画や静止画をスマホに転送できるほか、USB経由でパソコンやスマホに接続することで、Webカメラとしての利用も可能です。

Vlog向けカメラとしての完成度は高く、今までスマホでVlogの撮影をしていたけど、もっと本格的な動画撮影をしたいという人におすすめの製品です。Amazonでの販売価格は約9万9000円です。

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DJI Pocket 2

3軸ジンバルで歩きながらの撮影もブレない

DJI Pocket 2は、3軸ジンバルを搭載したコンパクトなVlog向けカメラです。約6400万画素CMOSセンサーを搭載し、4K動画の撮影が可能です。レンズの焦点距離は35mm換算で20mm相当で、ズームレンズは搭載していませんが、CMOSセンサーの画素数の多さを活かし、画質劣化の少ないデジタルズーム機能を実現しています。撮影解像度によってズーム倍率は変わり、4K動画なら2倍ズーム、フルHD動画なら4倍ズームが可能です。

3軸ジンバルを搭載していますので、手ブレ補正機能は非常に強力です。映画のような安定した動画が撮影できます。片手で持ってすかさず撮影を開始でき、被写体を追いかけて撮影する「ActiveTrack3.0」も搭載しています。動画撮影時にズームインすると、音声もズームインするオーディオズーム機能も備えているほか、オプションのワイヤレスマイクトランスミッターを使えば、ワイヤレスマイクや外部マイクを利用することもできます。

重さは約117gと非常に軽く、片手で楽に持つことができます。付属のスマートフォンアダプターを使えば、スマートフォンとの接続が可能で、オプションのDo-It-Allハンドルを使えば、スマホからの遠隔操作やライブ配信もできます。

アクティブなVloggerにおすすめの製品です。Amazonでの販売価格は約5万円です。

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ソニー Cyber-shot DSC-RX100M7G

高倍率ズームが魅力の高画質モデル

ソニー Cyber-shot DSC-RX100M7Gは、画質が売りのVlog向けカメラで、35mmフィルム換算で24〜200mm相当のツァイス バリオ・ゾナーT*ズームレンズを搭載しています。約2010万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、高解像4K動画の撮影が可能です。

光学式手ブレ補正機能を搭載し、動画撮影時には電子式も併用した、より強力な手ブレ補正が可能になります。さらに、動画撮影時でも、リアルタイム瞳AFや指定した被写体を追い続けるリアルタイムトラッキングを利用できます。マイク入力端子も備えていますので、オプションの外付けマイクを取り付けることで、より音質にこだわった動画を撮影できます。

シューティンググリップやブラケット、交換用バッテリーパックも付属しています。シューティンググリップを使えば、片手で手持ち撮影ができます。重さは約302gなので、気軽に持ち出せます。Wi-Fi経由で撮影した動画や静止画をスマホに転送できるほか、USB経由でパソコンに接続することで、Webカメラとしての利用も可能です。

Vlog撮影だけでなく、映画のようなクオリティの高い映像作品を作りたいという人にもおすすめです。Amazonでの販売価格は約15万5000円です。

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MOZA MOIN Camera

3軸ジンバルと大型液晶を搭載

MOZA MOIN Cameraは、3軸ジンバルを搭載したVlog向けカメラです。約1200万画素のCMOSセンサーを搭載し、4K動画の撮影が可能です。レンズの焦点距離は35mm換算で14mm相当で、ズームレンズは搭載していません。

3軸ジンバルを搭載していますので、手ブレを強力に補正することができます。2.45型の大型バリアングル液晶を搭載していることも魅力です。本体には電源ボタンと撮影ボタンしかなく、液晶のタッチ操作とあわせて、誰でも直感的に操作できます。タイムラプスやフェイストラッキング、スローモーションなど多彩な撮影モードが用意されているほか、専用スマホアプリ「MOZA Artist」を使えば、スマホからのコントロールや撮影した動画や静止画の転送などができます。

ステレオマイクを搭載していますが、マイク入力端子は用意されていません。重さは約175gと軽いので、片手で持っても疲れません。これからVlogを始めてみたいと思っている人にもおすすめの製品です。Amazonでの販売価格は約4万円です。

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Pergear Fimi Palm 2

3軸ジンバル付きの低価格モデル

Pergear Fimi Palm 2は、3軸ジンバルを搭載したVlog向けカメラです。約1200万画素のCMOSセンサーを搭載し、4K動画の撮影が可能です。ただし、4K動画撮影時は最高30fpsまで（2.7K動画では最大60fps、フルHD動画では最大90fps）となります。

レンズの焦点距離は35mm換算で14mm相当で、ズームレンズは搭載していませんが、電子式3倍ズームが可能です。3軸ジンバル搭載で、手持ちでも安定した動画を撮影できます。被写体を認識し、自動で追尾するアクティブトラック機能を備えるほか、タイムラプス撮影やスローモーション撮影も可能です。専用スマホアプリにより、スマホからのコントロールや撮影した動画や静止画の転送などができます。マイク入力端子が用意されていますので、より高音質で動画を撮影したい場合は、外部マイクを接続することができます。

重さは約145gと非常に軽いので、女性や子どもでも楽に扱えます。Amazonでの販売価格は約2万6000円と、3軸ジンバル搭載カメラとしては、低価格なことが魅力です。暗所ではノイズが増えることが弱点ですが、日常的なVlogを撮影するなら十分です。

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