長友佑都

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24日、日本代表の長友佑都がオンライン会見で吉田麻也冨安健洋という2人のレギュラーCB欠場の影響について語った。

ここまでのワールドカップアジア最終予選6試合のうち、吉田と冨安というセンターバックの組み合わせは5試合。その2人がそろって不参加となり、日本にはいきなり試練がやって来た。

この状況に長友は「もちろん今回来れないのは残念ですが、日本にはたくさんいい選手がいて代わりに出ても戦えるので心配していない」という。

「コロナ禍で、もしかしたらホームで試合ができなかったり、海外の選手が帰国できない可能性も考えられたが、ホームで試合ができてほとんどの選手が集まれたのでポジティブに捉えています」

もっとも気を付けている部分もある。

「(出場するセンターバックを)戦術的な部分でカバーしなければいけないが、それ以上に、これまで感じたことのないくらいのプレッシャーになると思うので、その中でもナーバスにならないように精神状態をモチベートしてやりたいと思います」

長友には森保監督も厚い信頼を寄せている。国内組の合宿前日の16日、監督は長友を「日本で最高の経験を持っているし世界基準の戦いを見せられる」「困難な状況の中でも前向きにやっていこうという雰囲気を周りにも出してもらえる」と評価していた。

長友はそんな自分の役割も分かっている。

「どんな状況でもここに自分がいるということは、チームにポジティブな空気をもたらす、1人ひとりの心をつなげるということをやれたらと思いますし、今回も試合に出ても出なくてもチームにとってプラスになるような存在でいたいと思います」と長友は笑顔で力強く語っていた。

【文:森雅史/日本蹴球合同会社】