滝沢カレン「台所は劇場。スマホ持ち込まない」食材愛あふれる料理事情
●主役である食材を「すごい」「かわいい」と思ってもらいたい
タレントの滝沢カレンによるテレビ朝日系バラエティ特番『カレン食堂』が15日(18:56〜20:54)に放送される。独特な表現でつづられたレシピ本が大ヒットし、見事な料理の腕前を持つ滝沢が即興で考えた料理をゲストに振る舞っていく同番組。第5回の今回は、ジャニーズWESTの重岡大毅&小瀧望、SixTONESの高地優吾&田中樹、白石麻衣、錦鯉、市川猿之助、梅沢富美男、長嶋一茂、ホラン千秋、見取り図、森泉をゲストに招く。
前回の放送時には、SNSに寄せられた感想のコメントすべてに目を通し、自身もゲスト1人ひとりのエピソードを長文で綴るなど、並々ならぬ番組愛を見せていた滝沢。「続けていきたいお仕事ナンバーワン」だという同番組の見どころはもちろん、映画出演を果たした2021年の振り返りから『M-1グランプリ』翌日に作った“肉うどん”、そして「皆でいい舞台を作ろうねという気持ち」で食材と向き合っているという料理事情についても話を聞いた。
――2022年が始まりましたが、2021年はカレンさんにとってどんな1年でしたか。
“強い1年”だったと思います。動けなかった時期があった分、できるようになったことが波のように押し寄せてきた1年でした。私は「これをやりたいのでついてきてください!」というより、「これやってみませんか?」とチャレンジを持ちかけられるのがすごく好き。たとえばこれまでもダンスや腹話術に挑戦してきたのですが、不器用な私には絶対できないと思うようなお話が飛び込んできたときは一番燃えます。「この人にやらせてよかった」って思っていただきたいんです。2021年はそんな機会を多くいただけた1年でした。
――特に印象に残っている挑戦は。
映画『土竜の唄 FINAL』です。ちょっとセクシーな役で、自分にない部分を見せなきゃいけないという意味でも大挑戦でした。中学の頃女優さんになりたいと思っていたので、映画のお仕事はとてもうれしかったです。一方でバラエティにも計り知れない楽しさがあり、知っても知ってもまだ楽しいのがバラエティだと感じています。
――活動の幅がさらに広がってきた中、今年やってみたいお仕事や目標があれば教えてください。
ラジオなど、声や言葉で伝えるお仕事をしてみたいです。いろんな方を引き連れて大好きなお散歩や旅をする冒険隊長のようなお仕事もしたいですし、自分で作るクイズ番組もしてみたい。『カレン食堂』も、もっと大きな食堂にしてたくさんの人たちに来て頂きたいです!
――『カレン食堂』は今回が第5弾となりますが、この番組が始まったときはどんな気持ちでしたか。
「天にも昇る心地」という言葉が、私の人生で一番ぴったりとはまった感覚です。料理が好きで食材と楽しいことをしたいと思っていた私にとって、夢がこっちに向かって歩いて来て、握手してくれたようでした。不安なことをいつもゼロにしてから私を舞台に立たせてくれるスタッフさんたちの存在もすごくありがたくて、続けていきたいお仕事ナンバーワンです!
――特別な思い入れがある番組なんですね。前回の放送終了後には、インスタグラムに寄せられた感想コメントをすべて読んだと仰ってました。
もちろんです! たくさんのコメントをいただきました。
――印象的だったコメントはありましたか。
何よりもうれしかったのは「作ってみました」とか、「やってみたらすぐにできました」とか、「美味しかったです」とか。食材が主役の番組だと思っているので、食材たちが褒められることや、食材の変身した姿を素敵だなとか、美味しいとか思ってもらえるのが一番うれしいです。
――食材への愛情が強いんですね。
自分じゃなく、食材に対してすごい、かわいいって思ってもらいたいんです。
――いつも盛り付けもかわいいです。
ありがとうございます。コメントでもそんなふうに言ってくださる方がたくさんいたので、人と食材の“近さ”が確認できて幸せな瞬間でした。
――カレンさんがつなげた距離ですね! インスタグラムでは、11人の出演者の方全員の収録エピソードや素敵だった部分を綴っていたのも印象的でした。ゲストの方へどんな思いを抱いていますか。
『カレン食堂』と名乗っている以上、私は自分のことを店主や女将だと思っているので、「わざわざ食堂に来てくださった」という思いです。だから美味しいものを楽しんでほしいですし、ゆっくり休んでいてほしいですし、仕事ではなく本物の食堂に来ていると感じてほしい。ゲストの皆さんもそう受け取って楽しんでくださったので、インスタグラムには思い出として日記のように綴りました。
●目分量で作ることで見える世界や感じられる味がある
――今回特に印象に残ったゲストの方はいらっしゃいますか。
長嶋一茂さんです。驚くくらい私の番組を見てくださっているみたいで……本当か嘘か分からないですけど(笑)、少しでも自分を知ってくださっていることがうれしかったです。番組で料理をするときは、人に見られているしカメラも近いしで緊張してしまうのですが、そういうときに長嶋さんの顔を見ると優しく微笑んでくれるので、とても安心できました。あと素敵なプレゼントもいただきました。
――プレゼントはどんなきっかけでいただいたんですか。
いつもゲストの方には「来てくださってありがとうございます」と感謝を込めて私が好きな食べ物をお渡ししているんです。今回は大好きな味のりを選びました。そしたら2日目の収録のときに高そうなコップをお返しとしていただいたんです。「いいものになって返って来た! めちゃくちゃラッキー!」と思いました(笑)。
――(笑)。インスタグラムによく手料理を掲載されているカレンさんですが、昨年の『M-1グランプリ』の翌日には「昨日は面白かったですね」というコメントと共に肉うどんを掲載されていました。(※お笑いコンビ・ロングコートダディが披露した漫才に「肉うどん」が登場し、SNSではトレンド入りするほど話題となった)『M-1グランプリ』を見て、すぐに作ろうと思ったんですか。
漫才を見て「食べたい」と思ったので次の日の晩ごはんに作ったんです。「面白かったなぁ、すごかったなぁ」というファンレターのような気持ちでインスタグラムに掲載しました。
――このように、料理のアイデアは日々いろいろなところから湧いてくるのですか。
そうですそうです! 『カレン食堂』ではオリジナルレシピを作っていますが、自分が本当に食べたいのはハンバーグや餃子、唐揚げやラザニアといった鉄板のものばかりなんです。それをいかに自分が一番頷ける味にするかというのが毎日の楽しいポイント。たとえば唐揚げを作りたいと思ったときに「じゃあ今日はどうやって作ってみよう、何を入れたらいつもと違う味付けになるかな」いうことを考えています。
――カレンさんは敢えて目分量で作ることをモットーにしているんですよね。
目分量で作らなきゃ見えない世界や感じられない味があります。誰かを真似したら、その人の味としては100点かもしれないけど、自分の味を見失っていることになる。何かを見ながら作っていると、せっかくの食材との時間なのに、誰のために、何のために作っているのか分からなくなってしまうんです。台所は私と食材との劇場。スマホも持ち込まず、皆でいい舞台を作ろうねという気持ちで料理をしています。
――最後に番組の見どころを教えてください。
仕事が始まって「あーぁ、お正月は楽しかったなぁ」と思っているそこのあなた!(指をパチンと鳴らす)まだまだ楽しい気分を味わえます! 弾けるようなお祭り騒ぎがやってきました! 楽しくて愉快で美味しくて笑顔があふれて……ゲストの方の楽しい一面も見られる番組になっていますので、ぜひご来店ください!
■滝沢カレン
1992年5月13日生まれ、東京都出身。2008年に雑誌『Seventeen』でモデルとしての活動を始め、現在は『Oggi』専属モデルとして活動中。200万人を超えるフォロワーを持つインスタグラムでも手料理の写真を公開しているほどの料理好きで、2020年4月に出版したレシピ本『カレンの台所』は「第8回料理レシピ本大賞 in Japan2021 料理部門大賞」を受賞した。バラエティ番組を中心に活躍するほか、2021年には映画『土竜の唄 FINAL』にも出演。
タレントの滝沢カレンによるテレビ朝日系バラエティ特番『カレン食堂』が15日(18:56〜20:54)に放送される。独特な表現でつづられたレシピ本が大ヒットし、見事な料理の腕前を持つ滝沢が即興で考えた料理をゲストに振る舞っていく同番組。第5回の今回は、ジャニーズWESTの重岡大毅&小瀧望、SixTONESの高地優吾&田中樹、白石麻衣、錦鯉、市川猿之助、梅沢富美男、長嶋一茂、ホラン千秋、見取り図、森泉をゲストに招く。
――2022年が始まりましたが、2021年はカレンさんにとってどんな1年でしたか。
“強い1年”だったと思います。動けなかった時期があった分、できるようになったことが波のように押し寄せてきた1年でした。私は「これをやりたいのでついてきてください!」というより、「これやってみませんか?」とチャレンジを持ちかけられるのがすごく好き。たとえばこれまでもダンスや腹話術に挑戦してきたのですが、不器用な私には絶対できないと思うようなお話が飛び込んできたときは一番燃えます。「この人にやらせてよかった」って思っていただきたいんです。2021年はそんな機会を多くいただけた1年でした。
――特に印象に残っている挑戦は。
映画『土竜の唄 FINAL』です。ちょっとセクシーな役で、自分にない部分を見せなきゃいけないという意味でも大挑戦でした。中学の頃女優さんになりたいと思っていたので、映画のお仕事はとてもうれしかったです。一方でバラエティにも計り知れない楽しさがあり、知っても知ってもまだ楽しいのがバラエティだと感じています。
――活動の幅がさらに広がってきた中、今年やってみたいお仕事や目標があれば教えてください。
ラジオなど、声や言葉で伝えるお仕事をしてみたいです。いろんな方を引き連れて大好きなお散歩や旅をする冒険隊長のようなお仕事もしたいですし、自分で作るクイズ番組もしてみたい。『カレン食堂』も、もっと大きな食堂にしてたくさんの人たちに来て頂きたいです!
――『カレン食堂』は今回が第5弾となりますが、この番組が始まったときはどんな気持ちでしたか。
「天にも昇る心地」という言葉が、私の人生で一番ぴったりとはまった感覚です。料理が好きで食材と楽しいことをしたいと思っていた私にとって、夢がこっちに向かって歩いて来て、握手してくれたようでした。不安なことをいつもゼロにしてから私を舞台に立たせてくれるスタッフさんたちの存在もすごくありがたくて、続けていきたいお仕事ナンバーワンです!
――特別な思い入れがある番組なんですね。前回の放送終了後には、インスタグラムに寄せられた感想コメントをすべて読んだと仰ってました。
もちろんです! たくさんのコメントをいただきました。
――印象的だったコメントはありましたか。
何よりもうれしかったのは「作ってみました」とか、「やってみたらすぐにできました」とか、「美味しかったです」とか。食材が主役の番組だと思っているので、食材たちが褒められることや、食材の変身した姿を素敵だなとか、美味しいとか思ってもらえるのが一番うれしいです。
――食材への愛情が強いんですね。
自分じゃなく、食材に対してすごい、かわいいって思ってもらいたいんです。
――いつも盛り付けもかわいいです。
ありがとうございます。コメントでもそんなふうに言ってくださる方がたくさんいたので、人と食材の“近さ”が確認できて幸せな瞬間でした。
――カレンさんがつなげた距離ですね! インスタグラムでは、11人の出演者の方全員の収録エピソードや素敵だった部分を綴っていたのも印象的でした。ゲストの方へどんな思いを抱いていますか。
『カレン食堂』と名乗っている以上、私は自分のことを店主や女将だと思っているので、「わざわざ食堂に来てくださった」という思いです。だから美味しいものを楽しんでほしいですし、ゆっくり休んでいてほしいですし、仕事ではなく本物の食堂に来ていると感じてほしい。ゲストの皆さんもそう受け取って楽しんでくださったので、インスタグラムには思い出として日記のように綴りました。
●目分量で作ることで見える世界や感じられる味がある
――今回特に印象に残ったゲストの方はいらっしゃいますか。
長嶋一茂さんです。驚くくらい私の番組を見てくださっているみたいで……本当か嘘か分からないですけど(笑)、少しでも自分を知ってくださっていることがうれしかったです。番組で料理をするときは、人に見られているしカメラも近いしで緊張してしまうのですが、そういうときに長嶋さんの顔を見ると優しく微笑んでくれるので、とても安心できました。あと素敵なプレゼントもいただきました。
――プレゼントはどんなきっかけでいただいたんですか。
いつもゲストの方には「来てくださってありがとうございます」と感謝を込めて私が好きな食べ物をお渡ししているんです。今回は大好きな味のりを選びました。そしたら2日目の収録のときに高そうなコップをお返しとしていただいたんです。「いいものになって返って来た! めちゃくちゃラッキー!」と思いました(笑)。
――(笑)。インスタグラムによく手料理を掲載されているカレンさんですが、昨年の『M-1グランプリ』の翌日には「昨日は面白かったですね」というコメントと共に肉うどんを掲載されていました。(※お笑いコンビ・ロングコートダディが披露した漫才に「肉うどん」が登場し、SNSではトレンド入りするほど話題となった)『M-1グランプリ』を見て、すぐに作ろうと思ったんですか。
漫才を見て「食べたい」と思ったので次の日の晩ごはんに作ったんです。「面白かったなぁ、すごかったなぁ」というファンレターのような気持ちでインスタグラムに掲載しました。
――このように、料理のアイデアは日々いろいろなところから湧いてくるのですか。
そうですそうです! 『カレン食堂』ではオリジナルレシピを作っていますが、自分が本当に食べたいのはハンバーグや餃子、唐揚げやラザニアといった鉄板のものばかりなんです。それをいかに自分が一番頷ける味にするかというのが毎日の楽しいポイント。たとえば唐揚げを作りたいと思ったときに「じゃあ今日はどうやって作ってみよう、何を入れたらいつもと違う味付けになるかな」いうことを考えています。
――カレンさんは敢えて目分量で作ることをモットーにしているんですよね。
目分量で作らなきゃ見えない世界や感じられない味があります。誰かを真似したら、その人の味としては100点かもしれないけど、自分の味を見失っていることになる。何かを見ながら作っていると、せっかくの食材との時間なのに、誰のために、何のために作っているのか分からなくなってしまうんです。台所は私と食材との劇場。スマホも持ち込まず、皆でいい舞台を作ろうねという気持ちで料理をしています。
――最後に番組の見どころを教えてください。
仕事が始まって「あーぁ、お正月は楽しかったなぁ」と思っているそこのあなた!(指をパチンと鳴らす)まだまだ楽しい気分を味わえます! 弾けるようなお祭り騒ぎがやってきました! 楽しくて愉快で美味しくて笑顔があふれて……ゲストの方の楽しい一面も見られる番組になっていますので、ぜひご来店ください!
■滝沢カレン
1992年5月13日生まれ、東京都出身。2008年に雑誌『Seventeen』でモデルとしての活動を始め、現在は『Oggi』専属モデルとして活動中。200万人を超えるフォロワーを持つインスタグラムでも手料理の写真を公開しているほどの料理好きで、2020年4月に出版したレシピ本『カレンの台所』は「第8回料理レシピ本大賞 in Japan2021 料理部門大賞」を受賞した。バラエティ番組を中心に活躍するほか、2021年には映画『土竜の唄 FINAL』にも出演。