Appleシリコン版Mac ProやiMac Proが6月までに登場、インテルCPUから移行完了のうわさ
アップルは2020年6月の世界開発者会議WWDCにて、Macのプロセッサをインテル製から自社開発のAppleシリコンに今後2年掛けて移行すると約束していました。
2022年6月までにはAppleシリコンを搭載した様々な新型Macが発売されることで、その約束(主要モデルをAppleシリコン搭載に置き換える)が果たされるとの予想が報じられています。
それによれば、アップルは「MacBook Pro(2021)に搭載されたM1 ProおよびM1 Maxチップをベースにした、たくさんの新しいプロ向けMac」を計画しているとのこと。
その内訳は「最大40個のCPUコアと128個のグラフィックコアを搭載した小型のMac Pro」や新しいMac mini、および大画面のiMac Proというものです。
そしてGurman氏は「早ければ6月のWWDC 2022までに、インテルチップからAppleシリコンへの移行が完了する」と予想しています。もしも見通しが正しければ、2022年前半のうちに新型Macが次々と登場することになりそうです。
またGurman氏は「製品史上最大のデザイン変更」を遂げた次期MacBook Airや、次期エントリーモデルMacBook Pro(現行の13インチモデルの後継に当たる)が準備中とのウワサも本当だと裏付けています。
最後にM1チップの後継となる「M2チップ」については、Gurman氏はパフォーマンスの劇的な向上は期待しない方がいいとコメント。「私が聞いている限りでは、M2は2020年後半に出たM1チップをわずかに高速化したものになるでしょう」とのことです。
より具体的にはCPUのコア数はM1と同じで、高性能コアが4つ+高効率コアが4つ。その一方でGPUコア数は9〜10個になり、M1(7〜8個)よりも少し強化されるとのこと。結論としてM1からM2への性能向上は「アップルが毎年iPhoneで行っている進化と同じぐらいだ」との考えが述べられています。
こちらもGurman氏が前に述べた予想の再確認ではありますが、当時は未発売だったMacBook Pro(2021)の予想が的中していたこともあり、信ぴょう性は高そうです。
なおM2搭載の次期MacBook Airは、2022年半ばに発売されるとの予想が有力です。アップルの戦略としては、まず今年前半に各種のハイエンドMacを投入してプロユーザーを取り戻し、後半にそこそこの性能で省電力性に優れ、さらに廉価な新型Airにより、Macユーザー人口を拡大するつもりかもしれません。
Source:Bloomberg
via:9to5Mac