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米Appleは、「Apple Music」の新しいサブスクリプションタイプとして、同社の音声アシスタント「Siri」の対話機能を活かして設計された「Apple Music Voiceプラン」を発表した。iPhone、AirPods、iPad、Apple Watch、HomePod miniなどのユーザーが「Siri」を通じ、声で楽曲を指示する音楽習慣を、手軽に廉価に利用できるプランとなっている。日本では月額480円で提供される。明確な提供開始日は未定(2021年秋の後半)。Siri専用に設計されているため、Siriが対応していない環境では利用できない。

●ステーションやプレイリストの楽曲をSiriに発話して聴く
Appleは、ユーザーがSiriで発話して楽曲をリクエストすることが簡単にできるように設計されたステーションやプレイリストを作成、チューニングした。「Apple Music Voiceプラン」ではそれらを利用できる。
「Apple Music Voiceプラン」のサブスクリプションに登録すると、9,000万曲と数万のプレイリスト、今回新たに作成された気分やアクティビティに合わせた数百のプレイリスト、ユーザーに合わせたミックス、音楽ジャンルのステーションをSiriからアクセスして楽しむことができる。
一方で、Apple Musicの高音質やプレミアム機能として知られている空間オーディオやロスレスオーディオ、歌詞、ミュージックビデオなどは「Voiceプラン」では利用できない(別途Apple Music個人プランなどの契約が必要)。
ユーザーはSiriから「Hey Siri、Apple Music Voiceのお試しを開始して」と話しかけるか、Apple Musicアプリでサインアップすることで、Apple Music Voiceプランに登録できる。Apple Music Voiceプランに登録すると、ユーザーは、HomePod mini、AirPods、iPhone、その他のSiri対応のAppleデバイスで好きな音楽の再生をリクエストできる。CarPlayにも対応する。

●声だけの操作でApple Musicをより使いやすく
Appleの「Apple Music」およびBeats担当のバイスプレジデント、オリバー・シュッサー氏は次のようにコメントしている。
「Apple MusicとSiriは生来のパートナーであり、すでにシームレスに連係しています。世界中の何億台ものデバイスでSiriが積極的に使われている中、自分の声だけで楽しめる手軽な音楽体験を提供するこの新しいプランを追加し、世界中の人々にとってApple Musicがより一層利用しやすいものになることを嬉しく思います」

●Apple Musicと発話機能
「Apple Music」はAppleが提供している音楽のサブスクリプションサービス。9,000万曲を超える楽曲にアプリやSiriを通じてアクセスすることができる。
Apple Musicには、Apple Musicのエディターが作成し、発話して指示することに最適化された、数百の新しいプレイリストが追加されている。気分やアクティビティに合わせたものもある。
Siriに「クッキングのプレイリストを再生して」「落ち着いた曲をかけて」のように指示したり、さらには「こういう感じの曲をもっとかけて」のように発話することで、真にパーソナライズされた音楽体験ができる。新しいプレイリストは、すべてのApple Musicプランの登録者が利用でき、Siriと併せたApple Musicの使用がさらに快適になる、としている。
「Apple Music Voiceプラン」のサブスクリプション登録者は、ニュー・ミュージック・デイリー、ラップライフ、トゥデイズ ヒッツ、トゥデイズ カントリー、Aリスト:ポップ、R&Bナウなどの人気プレイリストを含む、Apple Musicの全ラインナップにもアクセスできる。
「Apple Music Voiceプラン」は、2021年秋の後半に、日本を含む17の国と地域で利用できるようになる。

【対応地域】:
日本、オーストラリア、オーストリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、インド、アイルランド、イタリア、メキシコ、ニュージーランド、スペイン、台湾、英国、米国

「Apple Music Voiceプラン」のサブスクリプション登録者は、リスナーの音楽の好みや最近の再生履歴に基づくSiriを通じた提案といったカスタマイズされたアプリケーション内での体験を楽しむことができる。また、アプリケーション内に「Just Ask Siri」という専用のセクションが登場し、サブスクリプション登録者はApple Music向けにSiriを最適化するためのヒントを得ることができる。

●Apple Musicの高機能には別途契約の切替が必要
空間オーディオやロスレスオーディオ、歌詞、ミュージックビデオなど、Apple Musicのプレミアムなサービスやコンテンツにアクセスしたい場合、Apple Musicの個人プランやファミリープランへの切り替えが必要となる。Apple Music Voiceの登録者は月々980円のApple Musicの個人プランに、月々1,480円で最大6アカウントが利用できるファミリープランに切り替えることができる。

【Voiceプラン対応デバイス】:
HomePod mini、AirPods、CarPlay、iPhone、iPad、Apple Watch、Apple TV、Macなど、Siriに対応するすべてのデバイスと機能でApple Music Voiceにアクセスできる



(ロボスタ編集部)