冷凍トマトで旨味たっぷり！ポークソテーのトマト煮【もったいないレシピvol.4】
旨味アップ！トマトは冷凍で長期保存
お得なパック入りで購入する機会も多いトマト。すぐに食べない分は冷蔵庫で保存しますが、数日でやわらかくなったり汁気が出てきたりと、意外と日持ちさせるのがむずしい場合も。衝撃にも弱いので、トマトの保存は結構気をつかいますよね。
「トマトは丸ごと冷凍するだけなので、とっても手軽に冷凍保存できますよ。冷凍することでトマトの旨味成分がアップして、おいしくなるメリットもあります。煮込み料理に使ったり、夏に食べるそうめんでは麺つゆに氷代わりに入れたりと使い勝手もいいんです。凍ったまますりおろすことや、水にさらすだけでツルンと皮がむけるといった裏技もありますよ」（島本さん）
トマトは冷凍しておけばおいしく長期保存でき、食品ロスを減らせます。今回は島本さんに冷凍保存したトマトを使って「ポークソテーのトマト煮」のレシピを教えてもらいます。
島本美由紀さんプロフィール
トマトの冷凍の仕方
トマトは洗って水気をしっかり拭き取り、ヘタ付きのまま1個ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
「ヘタを取ると切り口から劣化して日持ちが短くなってしまうので、ヘタをつけたままラップしてくださいね。カットせず丸ごと冷凍すれば、冷凍室で2~3ヶ月日持ちしますよ」（島本さん）
トマトは大袋で買うと割安になることも多く、まとめ買いして冷凍しておくと節約にもなります。ミニトマトも冷凍保存でき、カットせずに煮込み料理などに活用できるので手軽でおすすめですよ。
冷凍トマトで旨味たっぷり！ポークソテーのトマト煮
冷凍して旨味がアップしたトマトをたっぷり使った、ポークソテーのトマト煮です。冷凍して旨味がアップしたトマトを使えば、しょうゆや酒など定番の調味料だけで、ご馳走感のあるおかずが簡単に作れますよ。
材料（2人分）
・冷凍トマト……1個
・豚ロース厚切り肉……2枚
・ベビーリーフ……適量
・にんにくみじん切り……1片分
・塩、こしょう……各少々
・酒……大さじ1杯
・しょうゆ……小さじ2杯
・サラダ油……小さじ2杯
「ポークソテーのトマト煮」の作り方
1. 豚肉の下ごしらえをする
豚肉は筋を切って、塩こしょうをふります。
2. 冷凍トマトを切る
冷凍トマトを皮ごとざく切りにします。
「冷凍のまま上手に切るポイントは、冷凍トマトを室温に5分ほどおくこと。少しおくだけで簡単にザクザク切れますよ」（島本さん）
3. 豚肉を焼く
フライパンにサラダ油とにんにくを入れて中火で熱します。にんにくの香りが出たら1を入れて両面焼きます。
4. 冷凍トマトを入れて蒸し焼きにする
焼き色がついたら2を加えます。
酒も加えてふたをし、中火のまま5分蒸し焼きにします。
5. しょうゆを加えて仕上げる
ふたをとってしょうゆを加え、軽く煮詰めたらできあがり！器に盛り、ベビーリーフを添えていただきます。
旨味アップ！冷凍トマトで簡単煮込みを作ろう
トマトは冷凍することで、たくさん買っても無駄なくおいしく消費できます。さらに冷凍すると旨味成分がアップするので、少ない調味料で味が決まるメリットもありますよ。
また、丸ごと冷凍することで手間なく気軽に保存できるのも嬉しいポイント。すぐに食べない分は冷凍保存しておくと、焦らずに消費できます。冷凍トマトをザクザク切って、気軽におしゃれな煮込み料理を作ってみませんか？
取材・文／馬原香織
撮影／齋藤 萌
