ワクチン接種後、副反応に備えて待機する市民(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国新型コロナウイルスワクチン接種のペースが加速する中、接種による副反応とみられる事例も急増している。政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は19日、新型コロナワクチンの接種による副反応とみられる事例が16〜18日の3日間に新たに1万230件報告されたと発表した。このうち死亡が29件だった。ワクチン接種と死亡の因果関係はまだ分かっていない。

 16〜18日のワクチン接種件数は185万5049件だった。

 接種による副反応とみられる事例のうち、重いアレルギー反応のアナフィラキシーとみられる事例は新たに52件報告された。特に注目すべき有害事象、集中治療室への入院、障害、後遺症などを含む事例は459件報告された。9690件は注射した部位の痛みや腫れ、発熱、頭痛などの比較的軽い症状だった。

 韓国ワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は累計6万4003件となった。19日午前0時時点の1回目、2回目の接種累計1768万2685件の0.36%に当たる。

 累計接種件数に対する副反応の報告率は、英アストラゼネカ製ワクチンが0.44%、米ファイザー製が0.21%、米ヤンセンファーマ製が0.29%。

 これまでに国内で報告されたワクチン接種後の死者は計290人となっている。ファイザー製ワクチンの接種者が173人、アストラゼネカ製が116人、ヤンセンファーマ製が1人。これらは副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、他の副反応が報告された後に容体が悪化し死亡したケースを含めると、死者は計388人となる。

 これまでの全ての副反応の報告のうち、94.9%に当たる6万761件は比較的軽い症状だった。

 予防接種対応推進団は副反応の報告件数を毎週月・水・土曜日に発表している。