【日本代表プレビュー】最終予選前最後の試合、盤石のパフォーマンスを見せられるか《カタールW杯アジア2次予選/日本vsキルギス》

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15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選最終節でキルギス代表と対戦する。

5月28日のカタールW杯アジア2次予選のミャンマー代表戦からスタートした今回のシリーズ。日本はミャンマー戦での勝利で最終予選進出を決めた。

6月にはU-24日本代表戦(3日/3-0)、タジキスタン代表戦(7日/4-1)、セルビア代表戦(11日/1-0)と行われた中、ミャンマー戦から4連勝を収めてきた。

最終予選前のラストマッチ。普段より長い合宿の成果をしっかりと示す必要はあるだろう。

◆「グループで一番強い」

今回の相手はグループで現在2位のキルギス。アウェイでの試合は0-2で勝利を収めた相手だ。

ピッチの状態など環境面の問題もあったが、アウェイでの戦いでも簡単ではなかった印象だ。アウェイゲームでは攻め込まれる時間も長く、相手に何度も危ういシーンを作られたが、GK権田修一が好セーブを連発。南野拓実、原口元気のゴールで勝利を収めていた。

森保一監督は前日会見「組織としてやるべきコンセプトが固まっている、ハッキリしているチームだと思います」とキルギスを評価。日本としては簡単な試合ではないだろう。

また、タジキスタン戦では今予選初失点。隙を見せれば失点をすることはあり、「無失点で終えられるように、1つの目標としたい」と再び無失点にすることを目標とすると語った。

最終予選前の最後の試合。9月には東京オリンピックを終えたU-24日本代表メンバーも合流することは想像でき、そこでのサバイバルに向けても、選手たちの奮起に期待したい。

◆グループ2位に向けて



対するキルギスは、来日後に選手1名が新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性判定となり、濃厚接触者として選手5名が離脱。さらに、その5名のうち来日したGK3名が含まれるというアクシデントに見舞われた。

DFが本職のアイザル・アクマトフがGKを務めた2試合では、モンゴル代表戦で0-1と破れるも、ミャンマー代表には1-8で快勝していた。

日本戦に向けてはベテランのGKパベル・マティアシュを追加招集。2位死守に向けて万全の動きを見せている。

その理由は、2023年に中国で開催されるアジアカップ。各グループ2位の上位4チームに与えられるW杯最終予選への切符は手にできないものの、2位をキープすれば2023年の中国アジアカップ予選で3次予選からの出場となり、その権利を獲得したいところだ。

アレクサンデル・クレスティニン監督は「我々の計画、分析に基づいて試合をしたいと思う」とコメント。日本については「多くの情報があり、日本に来てからたくさんの情報を得てきた」と自信を伺わせた。ホームで見せたアグレッシブな戦い振りを見せるかに注目だ。

◆予想スターティングメンバー[4-2-3-1]



GK:シュミット・ダニエル

DF:山根視来、中谷進之介、昌子源、小川諒也

MF:川辺駿、守田英正

MF:浅野拓磨、鎌田大地、原口元気

FW:オナイウ阿道

監督:森保一

「セルビア戦からは大幅に変更して、タジキスタン戦のメンバーを中心に」と森保監督が前日会見で語った通り、タジキスタン戦のメンバーを中心と予想した。

GKは権田修一(清水エスパルス)がタジキスタン戦で守っていたが、シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)と予想する。権田はセルビア戦でもプレーしており、ここは代えてくると予想する。

最終ラインはタジキスタン戦から継続して山根視来(川崎フロンターレ)、中谷進之介(名古屋グランパス)、昌子源(ガンバ大阪)が継続して起用されるだろう。一方で、左サイドバックにはここまで先発起用がない小川諒也(FC東京)が入ると予想する。ここまで途中出場で3試合連続出場しているが先発起用で結果を残したい。

ボランチは守田英正(サンタ・クララ)と、川辺駿(サンフレッチェ広島)が入ると予想。セルビア戦の後半では良いプレーを見せていた両者だけに、キルギス戦でも攻撃面でパフォーマンスを発揮したいところだ。

2列目は南野拓実(サウサンプトン)が離脱したこともあり、中心はトップ下の鎌田大地(フランクフルト)となるだろう。左にはキャプテンを任されるであろう原口元気(ハノーファー)が入り、右には浅野拓磨と予想する。古橋亨梧(ヴィッセル神戸)の起用も考えられるが、セルビア戦は1トップで先発しており、浅野と予想する。

そして1トップにはオナイウ阿道(横浜F・マリノス)が入ると予想する。大迫勇也(ブレーメン)もケガで離脱。大迫不在時の攻撃陣を模索しなければいけない日本代表だが、オナイウはセルビア戦でも体の強さを見せ、あわやゴールのシーンも生み出した。

しっかりとパフォーマンスを見せただけに、ここで求められるのはゴールという結果。代表初先発で一発回答となるのか。今シーズンのJリーグ日本人最多得点の意地を見せてもらいたい。

日本vsキルギスは、15日(火)の19時25分からパナソニック スタジアム 吹田で行われる。

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