発表資料

ヤフー株式会社は、同社が運営する「Yahoo!メール」のアプリ版(iOS/Android)において、安全なメールに色が付く「ブランドカラー」機能の提供を開始している。

本機能は、メールによるなりすまし被害を防ぐための機能。

近年のなりすましメールは、AppleやAmazonなどの実在する有名企業の名を語り、「アカウントがロックされた」などと消費者を不安にさせる文面により、ウイルスに感染するファイルを送りつけたり、偽サイトにアクセスさせて個人情報を入力させることで情報を抜き取る、フィッシング詐欺といった被害が多発している。

そこでヤフーは、新たななりすまし対策として、「Yahoo!メール」が本物であると認証した(送信ドメイン認証を確認した一部のドメインから受信)メールの送信者アイコンについて、色を付ける「ブランドカラー」を導入した。

これにより、なりすまし判断技術のSPF認証、メール改ざん検証機能のDKIM認証のどちらかのなりすましメール対策を行っている約50の企業ドメインについては、本物のメールのアイコンに色がつくことになる。(対象企業は順次拡大予定)

また、正しい認証が確認できない場合、注意をうながすメッセージが表示され、2重の対策で被害を防ぐことができる。

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URL:https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2021/03/08a/
2021/03/11