クルマのブザー音にまさかの「おなら」!? 情報提供音が進化する|木下隆之の初耳・地獄耳|

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なぜ情報提供音が増加中なのか?
「日産ノートの情報提供音にご執心ですね」
「だって、バンダイナムコ研究所とコラボしただなんて、ワクワクだわ」
「そもそも情報提供音ってなんすか?(笑)」
「ウインカーの作動音であったり、リバースでの警告音であったりを、日産の開発部隊ではそう呼んでいる」
「情報提供音って、いかにも開発用語っぽくて笑える」
「日産ではその情報提供音を、ゲームクリエーターの知恵を拝借してリニューアルしたんだ」
「ゲームはバーチャルで作り出す電子音の世界ですからね」
「最近のEV化や運転支援技術の充実によって、ドライバーに伝えなければならない要件が増えた。シートベルト案内とか半ドア警告だけじゃなくて、レーンキープや先行車発進とかね」
「だから、これまでのパターンでは伝えきれないというわけっすね」
「そのとおりだ」

確かに納得する。職業柄、日ごろたくさんの新型車に試乗している。つまり、すべてが操作に慣れぬ前のクルマであり、そのクルマが発する情報提供音に戸惑ってしまうことがある。リバース中に突然ブザーが鳴り始める。おそらく障害物が接近しているのだろうと想像する。だが、半ドア警告だったりすることがあった。それならはまだいいほうかもしれない。そのブザーの意味が理解できず、無視したままドライビングを続けることがある。

日産がノートでトライしたことのひとつは、緊急性と重大度によってチャイムやブザーの音色やテンポを分けたことだ。重要度の高いのはピッチを早めて緊張感を演出。衝突の危険が迫っているときにはピッチを早め、「メールが届いていますよ」なんてときには、スローで穏やかなテンポでいい。

しかも最近の日産は、こんなキャッチフレーズをカンパニースローガンとしている。

「日産の技術がクルマを面白くする」

バンダイナムコはエンターテイメントの優者である。これからの日産の情報提供音に期待したいと思う。

おならの音、馬の鳴き声…なんだか楽しいぞ?
「でも、すでにテスラがやってますよね」

テスラ車も内燃機関を持たないから、魅力的なメカニカルノイズを得にくい。それを電子音で補っている。操作によって、操作音を任意に選択できるのが特徴だ。

「例えば?」
「ウインカーの操作音を、クリスマスの鈴の音に変えることもできる。「ブー」だなんて、おならの音にすることもできるんだ」