やったー! - 画像は『第9地区』より
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 第82回アカデミー賞で作品賞など計4部門にノミネートされたSF映画『第9地区』(2009)の続編が製作されるという。メガホンを取ったニール・ブロムカンプ監督が現地時間25日にTwitterを更新し、脚本作業に入っていると明かした。

 『第9地区』は、エイリアンが難民として生活している南アフリカを舞台に、彼らと共存する人間の困惑と、地球でマイノリティーとして生きるエイリアンとのドラマを描いた作品。『エリジウム』『チャッピー』といった野心作を手がけたブロムカンプ監督の長編デビュー作であり、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの監督で知られるピーター・ジャクソンが製作として彼をバックアップした。

 ブロムカンプ監督は続編を『District 10』(第10地区)と表記しており、「『District 10』の脚本はシャールト・コプリー(『第9地区』主演)、テリー・タッチェル(『第9地区』脚本家)と私で執筆している。もうすぐやって来るよ……」とツイート。前作の主人公ヴィカスを演じたシャールトが脚本に携わっていることから、彼が続投する可能性もありそうだ。

 ちなみに、監督は続編の可能性について、2017年の The Verge のインタビューで「『第9地区』に関しては、その世界の中で新たな作品をつくることを考えている。WETAデジタル(視覚効果の制作会社)とまた一緒に映画をつくれるなんて、最高だよ」と語っていた。

 ブロムカンプ監督は昨年、パンデミック下で『チャッピー』以来となる新作長編の撮影を終えている。Deadlineによると、同作は超常現象ホラーで、今春の完成を予定しているという。(編集部・倉本拓弥)