インテル会長、公式声明で“身売り”報道を否定「根拠のない虚報」

写真拡大

 インテルのスティーヴン・チャン会長は2日、クラブの公式声明を通じて“身売り”の報道を否定した。同日、クラブ公式サイトが伝えた。

 イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は2日付けの記事で、インテルのオーナーを務める蘇寧グループが「新たな少数株主を募集すると同時に、クラブ売却の可能性を検討している」などと報じていた。

 しかし、インテルは上記の報道を否定。「スティーヴン・チャン会長は本日2日に報道されたFCインテルナツィオナーレ・ミラノ売却の可能性に関する噂を虚報であるとし断固として否定、根拠のない情報であることを強調した」との公式声明をクラブ公式サイトに掲載している。

 蘇寧グループは2016年、インテルの株式の68.55%を2億7000万ユーロ(当時レートで約320億円)で取得してインテルの経営権を握った。現在29歳のチャン氏は蘇寧グループ張近東(チャン・チントン)会長の息子で、2018年10月26日からインテルの会長を務めている。