(画像は編集部で一部加工)

自動車税や固定資産税の納付書が届いている方もいるかもしれません。今年の自動車税の納付期限は5月31日が日曜日のため、6月1日になっています。

「外出自粛でコンビニや金融機関に行くのもなぁ」と思っている方、最近はコンビニなどでの払込票(納付書)をスマホで支払う事ができるんですよ。

支払方法はPayPayLINE Payなどのスマホ決済サービスを使います。

「請求書払い」って何?

PayPayLINE Pay、au PAYなど、○○Payは聞いたこともあると思います。各社力を入れていて、以前は20%還元などの大型還元を行って知名度を上げてきました。

店舗では○○Payのアプリに表示されているバーコードやQRコードを読み取ってもらうか、店舗に置かれているQRコードをアプリで読み取って金額を入力して支払うかです。

これに加えて「請求書払い」や「請求書支払い」と呼ばれる機能があるんです。PayPayLINE Pay、au PAYのアプリの中で探してみてください。

この「請求書払い」というのは、コンビニなどの払込票のバーコードをアプリ(カメラ機能)で読み取って支払うサービスです。従って、バーコードがついていないような払込票は対象外。また、バーコードがついているからと言っても、全ての払込票に対応しているわけではありません。とりあえず、それぞれのアプリの「請求書払い」からバーコードを読み取ってみましょう。エラーが出たら支払う事ができません。

正常に読み込めた場合は、PayPayLINE Pay、au PAYでは残高をチャージするなどで、支払う事ができます。

家にいながら納税、ポイントはつく?

今回、PayPayLINE Payの請求し払いで追加されたのが東京都税です。6月1日以降から対応しますが、自動車税はギリギリ間に合います!

この請求書払いで何がお得かというと、PayPayで支払った場合は利用実績に応じて0.5〜1.5%のPayPayボーナスを獲得できます。さらに、支払手数料は無料。家にいながら納税することができ、ポイントも貯まってお得です。

LINE Payの場合はポイントを貯めるにはある物が必要です。それは、新たに発行されたクレジットカード「Visa LINE Payクレジットカード」。年会費は初年度無料、2年目以降も前年1回以上の利用があれば無料です。2021年4月末まではクレジットカード支払いで、なんと3%還元! 今注目のクレジットカードです。

このVisa LINE PayクレジットカードをLINEに登録すると、「チャージ&ペイ」という支払方法を利用できます。従来、LINE Payで支払う場合は、残高をチャージして、残高の範囲内で支払う必要がありましたが、「チャージ&ペイ」の場合は、直接「Visa LINE Payクレジットカード」から支払われるため、チャージする手間もありません。

この「チャージ&ペイ」を利用すると、過去6か月間のポイント実績に応じて「マイランク」が決定され、1.0%以上のLINEポイントが貯まるんです。最高ランクの「プラチナ」の場合はなんと3%のLINEポイントが貯まります! ただし、「チャージ&ペイ」を利用した場合は、通常のVisa LINE Payクレジットカードの3%は貯まりません。プラチナだと3%+3%=6%ではなく、マイランクのポイントである3%のみです。

例えば、5万円をLINE Payの「チャージ&ペイ」で支払うと、3%の場合は1500円分のポイントが貯まります。

なお、以前のように銀行口座などからLINE Pay残高にチャージして支払った場合は何も還元されません。Visa LINE Payクレジットカードが必ず必要になりますので注意してください。

今回は東京都税の支払いについて紹介しましたが、税金以外でも電気料金や水道料金、ガス料金なども対応しています。NHKの受信料も対応しています。

外出自粛が解除されたとしても、できるだけ出かけたくないと言う方も多いでしょう。そんなときには自宅でスマホ決済サービスを使ってみてください。

最後に注意点を紹介しましょう。コンビニ等で納付した場合は領収日付印が押されます。しかし、請求書払いで支払った場合はスタンプが押されません。自分で支払った日付を記入して管理しておきましょう。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。