ほかのトヨタのミニバンには見られない箱のようなもの

 日本初のプレミアムコミューターとして登場したのがトヨタのグランエース。アルファードやヴェルファイアとは違った高級感で、乗る人をもてなしてくれるクルマとして人気は高い。実車を見ると、最大で8人をプレミアムに運ぶだけにかなり大きくて、迫力は十分だ。

 このクルマを眺めていると気になったのが、ルーフ前端。フロントガラスの上にある出っ張りというか、箱のようなもの。一度気になると、非常に気になるもので、タクシーの行灯のようにも見えてくる。

いまトヨタが力を入れているTコネクトの専用通信機

 これはなにかというと、DCMのアンテナ。DCMとは「データ・コミニュケーション・モジュール」の頭文字を並べたもので、今トヨタが力を入れているTコネクトのための専用通信機のこと。ベースとなった東南アジア向けのハイエースには付いていないので、なおさら後付け感が出るのだろう。

 ほかのモデルにもDCMのアンテナは搭載されている。たとえばアルファード・ヴェルファイアはシャークフィンタイプになっていて形はまったく違う。もちろんシャークフィンのほうがかっこいいのだが、グランエースはそもそも車高が高いのでシャークフィンタイプにすると、さらに高くなってしまうということから別形状になったとのこと。デザイン面でも迫力ある体躯に対して、シャークフィンがちょこんと付いているのは違和感があるとも判断されたようである。

 いずれにしても、飾りで付いているのではなく、機能的に意味がある出っ張りというわけだ。気づくと非常に気になる存在。実車を見る機会があればぜひチェックしてみてほしい。