志村けんさん死去に「言葉を失うほどの衝撃」…山田洋次監督が悲痛コメント
お笑いタレント・志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎のため29日に亡くなったことを受け、山田洋次監督が悲痛なコメントを寄せた。
志村さんは山田洋次監督の新作『キネマの神様』で映画初主演を務める予定だったが、新型コロナウイルスに感染して重度の肺炎となったため、26日に出演を辞退し、闘病を続けていた。
山田監督は志村さんの訃報に「『キネマの神様』の出演辞退でがっかりしていたぼくにとって、言葉を失うほどの衝撃です」と悲痛なコメント。「志村けんさんは日本の喜劇の世界の宝でした。その存在がどれほど貴重だったかを、彼が少しでも自覚して健康に留意してくれていたら、と彼の早死が口惜しく、残念で残念で仕方ありません」と故人を悼んだ。
『キネマの神様』は、原田マハの同名小説を基に、家族に見放されたダメ親父に“映画の神様”が奇跡をもたらすさまを描く感動作。志村さんと菅田将暉が世代を超えて、二人一役で主人公を演じる予定だった。(編集部・市川遥)