強い寒気の影響で、北海道各地では厳しい冷え込みとなっているが、2020年2月8日、次のようなツイートが投稿され、話題となっている。

「マイナス22.6度だと1.5時間で箸上げラーメンが作れる」という報告だ。投稿者は、北見市にある「北の大地の水族館」の山内創館長である。このツイートには2万6000件を超える「いいね」が付けられ、いまも拡散中だ。

ツイッターにはこんな感想が寄せられている。

「放置カップヌードルしたんですね笑」
「食品サンプルで あるやつだ。本物の麺で再現出来るとは...、どれほど冷え込んでんだろ」
「わーっっっ タオルとかバナナとかは見たことあるけど、こんな細くて柔らかい麺も自立するんですね」

マイナス22度越えで、カップヌードルまでもが凍っているとは......。どんだけ! 寒いのだろう。

Jタウンネット編集部は、2月10日、投稿者の山内館長に詳しく聞いてみた。

「一度やってみたかったんですよねー!」


箸上げラーメン。 山内 創(北の大地の水族館.館長)(@suymuc)さんのツイートより

まず、「2月8日にマイナスに22.6度だったそうですが、その後、9日、10日はいかがでしたか?」と聞いてみた。

「北の大地の水族館」館長の山内さんによると、「9日の朝が最も冷え込み画像中で出てきている時計の温度計はマイナス29度を記録していました。本日10日もマイナス20度程度までは下がりました」とのこと。

そもそも箸上げラーメンを作ろうと思った理由は何だったのだろう。

「毎年強い寒波が来るといろいろなものを凍らせて遊んでおり、以前本州の友人からラーメン凍らせてみてと言われていたのを思い出したのでやってみました」

山内さんは、「一度やってみたかったんですよねー!念願叶いました!」と語る。

別ツイートで、メイキング映像が投稿されている。ご覧いただこう。

ここでは、「寒ければ寒いほどワクワクする」と告白している。「他にどんな楽しみを考えていますか?」という質問には、こう答えてくれた。

「先週は雪にダイブする動画をUPしております。昨年までにタオル、バナナ、シャボン玉などを凍らせたりしています。次はTシャツを凍らせて紙飛行機のように飛ばす海外動画を見たのでそれをやってみようと思っています」

山内さんは、「楽しんで暮らすことにしてます?」とも語っている。

ツイッター上の反響の中で、とくに印象に残ったコメントを聞くと、「液晶が死んでる。という時点でパワーワードです」とのことだった。

液晶が死んだが、箸上げラーメンはできたのだ。北の大地は、やはりすごい!