数字で振り返る2020年「全豪オープン」

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2020年の「全豪オープン」が幕を閉じ、すべての優勝者が決定した。Tennisnow.comが素晴らしい2週間を数字で振り返っている。

「1」…ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランキング1位にカムバック。ジョコビッチは決勝を制し「全豪オープン」8度目の優勝を決めた。世界1位となるのは5回目で、1位として276週目に突入した。


「21」…ソフィア・ケニン(アメリカ)の年齢。ケニンは、2008年以来最年少の「全豪オープン」優勝者、かつ2002以来最年少の“現世界ランキング1位をメジャー大会で破ったアメリカ人選手”となった。


「54」…グランドスラムでジョコビッチが最初のセットを取った場合に、勝利した試合の連続記録数。ジョコビッチがメジャー大会で最初のセットを取ったにも関わらず負けたのは、2016年の「全米オープン」までさかのぼる。


「1984」…アシュリー・バーティ(オーストラリア)は優勝こそできなかったが、オーストラリア女子選手として36年ぶりに準決勝に進出した選手となった(前回はWendy Turnbull、1984年)。


「16勝0敗」…「全豪オープン」準決勝と決勝でのジョコビッチの戦績。ドミニク・ティーム(オーストラリア)に勝利し、8個目のトロフィーを手にしたジョコビッチは、「全豪オープン」での生涯戦績を75勝8敗まで上げた。


「8」…過去12大会のグランドスラムのうち、メジャー初優勝を成し遂げた女子選手の数。


2020 「全豪オープン」:ソフィア・ケニン(アメリカ)


2019 「全米オープン」:ビアンカ・アンドレスク(カナダ)


2019 「全仏オープン」:アシュリー・バーティ(オーストラリア)


2018 「全米オープン」:大坂なおみ(日本/日清食品)


2018 「全仏オープン」:シモナ・ハレプ(ルーマニア)


2018 「全豪オープン」:カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)


2017 「全米オープン」:スローン・スティーブンス(アメリカ)


2017 「全仏オープン」:エレナ・オスタペンコ(ラトビア)


「3」…クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)とティメア・バボス(ハンガリー)がダブルス・チームとしてグランドスラムを制した回数。シェイ・スーウェイ(台湾)/バーボラ・ストリコバ(チェコ)ペアを決勝で破り、2人は2つ目の「全豪オープン」タイトルを手にした。


「7」…女子シングルスで優勝したケニンは、世界ランキング15位から自身最高の7位に。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を超え、アメリカ人女子選手のトップに躍り出た。


「1991」…世界ランキング3位だった大坂に勝利したココ・ガウフ(アメリカ)は、トップ5相手に勝利した1991年以来最も若い選手となった。


「13勝0敗」…メルボルンで7勝を重ねたジョコビッチの今季ここまでの成績。


「11」…2000年以降の「全豪オープン」21大会のうち、11大会でアメリカ人選手が女子シングルスを制している。


「16」…決勝に進出したガルビネ・ムグルッサ(スペイン)はランキングを一気に上げ、32位から16位へと大躍進。メジャー大会で1人の選手が3人のトップ10選手に勝利するのは史上初。


「17」…ジョコビッチが獲得したグランドスラムタイトル数。ジョコビッチは、歴代タイトル数ではロジャー・フェデラー(スイス)の20個、ラファエル・ナダル(スペイン)の19個に次いで第3位。


「58」…58度目のメジャー大会挑戦で初めてダブルス優勝を手にしたラジーブ・ラム(アメリカ)は、男子ダブルスで“初優勝するまでに最も多くグランドスラムでプレーした選手”となった。ラムはジョー・ソールズベリー(イギリス)とペアを組み、マックス・パーセル(オーストラリア)/ルーク・サビル(オーストラリア)ペアに勝利し、優勝を決めた。ラムとソールズベリーはチームとして5度目のメジャー挑戦だった。


「15勝2敗」…ジョコビッチの「全豪オープン」でのトップ5選手との対戦成績。


「5万オーストラリアドル(約367万円)」…オーストラリアの森林火災救援のためにアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が寄付した金額。彼は今大会での1勝につき1万オーストラリアドル(約73万円)を寄付すると約束していた。ズベレフは19回目のメジャー大会出場となった今回、初めて準決勝へ進出した。


「13」…ビッグ3のジョコビッチ、フェデラー、ナダルが連続してグランドスラムで優勝した回数。過去67回のメジャー大会で、このトップ3選手が獲得したタイトル数は56個。


「1」…ナダルとジョコビッチの2人に同じグランドスラム大会で勝利した選手の数。ティームはあと1セットのところまで迫ったが、現在のところ2014年「全豪オープン」でのスタン・ワウリンカ(スイス)のみがこの偉業を達成している。


「102」…過去6回優勝のフェデラーが「全豪オープン」で勝利した試合の数。今年の3回戦勝利で、フェデラーは男子シングルス選手で初めて「全豪オープン」試合勝利数100超えを達成した。


「40」…イボ・カルロビッチ(クロアチア)の年齢。カルロビッチは、1978年のケン・ローズウォール(オーストラリア)以来、「全豪オープン」男子シングルスに参戦した最高齢の選手となった。


「72」…フェリシアーノ・ロペス(スペイン)がシングルスに出場したグランドスラムの連続大会数。現在38歳のロペスはこのカテゴリの歴代記録保持者だ。現役・引退選手を含め、連続出場大会数で2位につけているのはフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)で67大会。


※為替レートは2020年2月4日現在


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ
(Photo by TPN/Getty Images)