「街中で胸の大きな女性を見かけた際、つい目線がそちらを向いてしまった」という経験がある人もいるはず。実際に女性が胸に隠しカメラを仕掛け、道行く人がどれほど胸を見ているのかを調べたムービーがYouTubeで公開されています。

Woman Wears Hidden Camera For Breast Cancer Awareness - YouTube

鏡の前で身だしなみをチェックしているのは、29歳のホイットニー・ゼリグさん。



一見すると、胸の谷間が強調されているほかは何の変哲もない服装に見えますが……



実は服のボタンに見せかけた隠しカメラが仕掛けられています。



隠しカメラを仕込んだホイットニーさんはニューヨークの街中を歩き、どれほどの人が自分の胸を見てくるのか確かめました。なお、歩くホイットニーさんを撮影しているのは兄のクリス・ゼリグさんです。



カフェの横を通り過ぎる際に……



ウエイターさんがこちらをチラリと見てきました。早速1人目が登場です。



すると、すぐさまテーブルに座っていた女性もこちらを凝視してきます。大きな胸に注意をひかれてしまうのは、決して男性だけの性質ではない模様。



公園を歩いていると、カップルのうちの男性がこちらを見て……



つられるように女性もホイットニーさんの胸をチラ見。



犬を脇に抱えたダンディなおじいさん



賢そうな顔の犬



ベビーカーを押す男性



男性と一緒に歩く女性



ラフな格好のおばあさんなど、多種多様な人々や動物がホイットニーさんの胸を見てきます。



街中をさっそうと歩くホイットニーさん。



カウンターの内側にいる店員さんも思わず口を空けて胸を見つめます。



胸の前でさらに大きな果実を2個手にするホイットニーさんを見て、隣のおじいさんは怪訝そうな顔になっていました。



頭髪をまとめた女性や……



スーツケースを引いて旅行中らしい夫婦





自由の女神像までがホイットニーさんの胸をチラ見。



バットマンコスプレの男性に……



人力車をこぐ男性までが胸に注意を引かれていました。



ムービーの最後には、「Ladies, don't forget to check out your own breasts too.(女性のみなさん、あなた自身の胸をチェックすることも忘れないでください)」とのメッセージ。



「Early detection saves lives.(早期検診が命を救います)」と、ムービーは視聴者に訴えました。



実は、ホイットニーさんが今回のユーモアあふれるムービーを公開した理由は、「乳がんの自己診断および早期検診の意識向上を呼びかけるため」でした。女性の中には自分の胸が注目の対象になっていることを嫌がり、恥ずかしく思ったり嫌になったりする人もいますが、「全ての女性が自分の胸に自信を取り戻して乳がんへの意識を高める必要がある」というメッセージを、ホイットニーさんのムービーは発信しています。

Video: Woman Wears Hidden Camera To Catch People Checking Out Her Boobs

https://www.viralmag.co.uk/2019/11/video-woman-wears-hidden-camera-to.html

乳がんは先進国と発展途上国の両方において女性にとって最も一般的ながんであり、年間で140万人近くが新規に乳がんだと診断され、45万人以上が死亡しています。乳がんの早期発見は乳がんによる死亡を防ぐための重要な基礎であり、適切な診断と治療を受けることで乳がんを治癒できるとのこと。

日本では乳がんにかかる女性が増加傾向にあり、年間で1万4000人近くが乳がんで死亡しているとのことで、特に30歳〜64歳の女性では乳がんが死亡原因のトップとなっています。日本ではその他の先進国に比べて乳がん検診の受診率が低いことも指摘されており、早期発見ができていない点が死亡者数の増加の一因になっているそうです。



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