昆布ピンチでお鍋やおでんは…日本から消滅の危機も

写真拡大

 寒くなるこれからの季節、お鍋やおでんに欠かせないコンブがピンチです。ある現象がこのまま進行すると最悪の場合、日本の海域からコンブが消えてしまうかもしれません。

 北海道大学の研究グループが発表した国際機関の算出によりますと、北海道の道東の海水温は2090年代には1980年代より6度から10度上昇するとされています。それをもとに研究グループが出した予測は最悪の場合、日本の海域からコンブが消失する可能性があるというものでした。そして、最悪の道をたどらなかったとしても、4種のコンブが2090年代に日本の海域から消失すると予測したのです。その4種というのが、ナガコンブやトロロコンブなど佃煮にしたり昆布巻きにしたりする種類です。予測は、かなり先のことではありますが、専門店では漁獲量の減少をすでに感じていました。

 北海道でのコンブの漁獲量の推移。おととしは20年前のほぼ半分に減少しています。この先、コンブが消失してしまったら…。

 こんぶの岩崎・岩崎隆司社長:「商売にならなくなっちゃいます」

 そして、おでんにコンブは欠かせないというこちらのお店。

 増英蒲鉾店・日高悦子さん:「(値段が)高くてもやっぱり入れないと寂しくなっちゃうし、味がちょっと足りない。コンブもやっぱり大事」

 研究グループの論文では生態系の保全や水産業の維持のためにも地球温暖化対策を一層進める必要性を指摘しています。