(画像: 吉野家の発表資料より)

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 吉野家は15日、創業120周年記念として、中華の鉄人・陳建一氏が監修する「麻辣牛鍋膳」を期間限定で発売した。合わせて、冬の定番となっている「牛すき鍋膳」の発売も開始する。

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 「麻辣牛鍋膳」は並盛748円(価格はいずれも税別)、「牛すき鍋膳」は並盛648円となる。どちらのメニューも、大判のすきやき用牛肉を使用しているのが特徴になる。「牛すき鍋膳」は、2013年冬の登場から、「うまい・やすい・ごゆっくり」をコンセプトとして人気を博し、冬の定番メニューとなっている。そして創業120周年記念を締めくくる商品として、新たに投入されることになるのが「麻辣牛鍋膳」となる。

 「麻辣牛鍋膳」は、中華の鉄人・陳建一氏を監修に迎え、本格的な鍋として完成させている。陳建一氏は単なる監修に留まらず、麻辣タレの配合をこの鍋のために行ったというのだから、その気合の入りようが伺える。

 また、「牛すき鍋膳」は吉野家の冬の定番料理として完全に定着しているメニュー。今回発売される「牛すき鍋膳」は、これまでより牛肉の旨味と風味を濃厚に凝縮させている。

 吉野家は、120周年記念としてこれまで「牛丼 超特盛」、「牛丼 小盛」、「ライザップ牛サラダ」、「特撰すきやき重」を発売してきた。また、「牛丼・牛皿全品 10%オフキャンペーン」も行っている。120周年記念を締めくくるメニューとして、「麻辣牛鍋膳」「牛すき鍋膳」にかかる期待も大きいだろう。

 120周年記念を締めくくるのは、吉野家のコンセプトである「うまい、やすい、はやい」を体現する牛丼ではない。「うまい・やすい・ごゆっくり」をコンセプトとする鍋となる。提供にもひと手間がかかり、食事にも時間がかかる鍋を楽しみにしている吉野家ファンは多いだろう。