『キングダム』など著名映画の映像制作を手がけたピクチャーエレメント、破産

破産管財人は鐘ヶ江洋祐弁護士(東京都千代田区丸の内2-7-2、長島・大野・常松法律事務所、電話03-6889-7197)。財産状況報告集会期日は12月13日午後2時。
映像制作の専門家集団として、ポストプロダクション業務のすべてに対応できることを強みに、近時では『キングダム』(2019年4月19日公開)や『BLEACH』(2018年7月20日公開)をはじめ、多くの著名映画やアニメ映画、TVドラマの映像制作を手がけ、2015年8月期には年収入高約7億2000万円を計上していた。
しかし、想定以上に制作費用が嵩んだことや、見込んでいた新規受注が中止になったこと、新規事業を見込んで大規模な投資を行ったが事業が立ち上がらなかったことで、2018年8月期で約1億円の債務超過に陥っていた。そうしたなか、支援を求めて交渉を重ねていたが奏功せず今回の措置となった。
負債は、債権者約62名に対し約1億9400万円。