[ドデスカ!-名古屋テレビ]2019年5月28日放送の「ドデスぺ!」のコーナーでは、岐阜の「懐かしおやつ」について取り上げていました。

岐阜県下呂市「飛騨萩原農産加工センター」では、6月までの期間限定で「あねかえし」と言う和菓子を作っています。このお菓子は、今の時期に地元で採れるヨモギを、米粉に練り混んだものを生地にし、中に小豆餡を包んだ素朴なものです。


名前の由来は?

あねかえしは新鮮なヨモギが沢山入っており、香りが良く地元でも人気のお菓子で、スーパーでも目立つところに置いてありました。

しかし、この不思議な名前はどうしてついたのでしょうか?

それは生地を作る工程にヒントがありました。この地方の方言では「こねる」を「あねる」と言い、米粉をあねたものを蒸し、その後はヨモギを加えながら、何度もひっくり返してあねるを繰り返して、生地を作る事から名付けられたそうです。昔は各家庭で手作りされていましたが、今はそんな光景も見られなくなったそうです。

故郷の味が少なくなる今、いつまでも残してほしい郷土のおやつだと思いました。

(ライター:ケイ)