iOS 13ではダークモード実装、リマインダーも大幅に強化?画面イメージがリーク
6月3日、すなわち来週に迫ったアップルの開発者会議WWDC 19。本イベントで公開されると見られる次期メジャーバージョンiOS 13のスクリーンショット(iPhone本体を含む表示イメージ)がリークされています。米アップル関連情報サイト9to5Macは、開発事情に精通している人物の情報と、iOS 13の画面イメージを独占的に公開しています。ライターのGuilherme Rambo氏は本人も開発者であり、これまでアップル関連リークにおいて数々の実績があります。

たびたび噂されていたダークモードは、設定アプリまたはコントロールセンターのオプションから素早く有効にできるとのこと。ホーム画面で目立った変更はDockエリアで、暗い背景がアイコンを鮮やかに浮かび上がらせています。iOS 13の配信時には、ダークモードで上手く機能する新たな壁紙も含まれている可能性があるとされています。

ダークモード適用の実例とされたMusic画面では、真っ黒な背景が見るからにダーク。iPhone XS/XS MaxなどのOLEDディスプレイでは、黒の部分は発光せず電力を消費しないため、バッテリー持続時間が改善される期待が持てそうです。

iOS全体でのもう1つの変更は、スクリーンショットを撮影した後に出てくるインターフェースです。従来は画面の左下に灰色の背景で撮影結果が表示されるだけでしたが、iOS 13ではぼやかされた壁紙を背景にして画面の中央に大きく表示されるとともに、注釈を入れるツールも選択できます。iPadでは、注釈ツール類が画面下部の丸いトレイに固定表示され、さらにトレイを画面上でドラッグして移動もできるとのことです。

そしてRambo氏の前回のレポートでも言及されていたリマインダーアプリの大幅な再設計。iPadでは「Today」(今日の仕事)、「Scheduled」(予定の仕事)、「Flagged」(フラグ付き仕事)、「All」の各ボックスに大きなサイドバーがあり、検索ボックスとリマインダーリストの一覧も確認できます。この新リマインダーアプリは、次期macOS 10.15でも登場するそうです。

今年4月に噂が伝えられていた「友達を探す」と「iPhoneを探す」を統合したアプリにも続報あり。新アプリは「Find My」と呼ばれ、2つのアプリすべての機能を含めて大幅に改善されているとのこと。その具体的なアイコン画像も紹介されています。


WWDC 19ではSiriの新機能やAR強化、iPadをMacの外部ディスプレイ化してペンシルで絵も描けるといったソフト面/のほか、16インチの新MacBook Proや新Mac Pro、アップル純正31インチ6Kモニタなど新ハードウェアの登場も噂されています。

そんなタイミングのなか、いきなり新型iPod touchが発表されたばかり。WWDC 19前にも、なんらかのサプライズが用意されているのかもしれません。