日本郵便は2018年11月7日から、福島県の小高郵便局(南相馬市)から浪江郵便局(浪江町)間で、ドローンを使った郵便局間の輸送を開始する。

ドローンが自宅に荷物を届けてくれる日も近い!?(MIKI Yoshihitoさん撮影, Flickrより)

補助者を付けずに約9キロの航路を運行。日本郵便は10月26日に国土交通省から目視外飛行の承認を得ている。2キログラム以内の荷物を積載し、1日に最大2往復。地面から 60メートル 以下の高さを時速54キロ以下の速度で飛行する。補助者を置かずドローンを目視外飛行させる予定で、日本初の試みになるという。


補助者なしでドローンが運行(日本郵便のプレスリリースより)

期待感高まるが、実際は...

ドローンが荷物を運ぶとは、なんとも夢のある話だ。ネット上でも「ワクワクするニュース」「家に荷物が届く日も来そうな気がしますね」といった声が寄せられ、今後の活用を楽しみにしているようだ。

また、実用化されたらどうなるか予想している人も。

Jタウンネット編集部は2018年11月2日、日本郵便広報担当者にドローンの荷物輸送は今後どうなるのか聞いてみた。

担当者によれば、「まずは福島で知見を蓄積させていきたい」と今後の展望に関しては「状況を見て」の判断となるとのこと。ひとまず今回は社内書類の運行から始まり、人手不足が深刻な山間部での活用を目指していくという。

現状では天候による影響が大きく、雨・風・雪が規定以上に達すると運行を見送るという。まだまだ課題がありそうだ。

期待は膨らむ一方だが、まずは一歩一歩というところか。今後の動向に注目したい。