三浦春馬 イギリス、ニューヨーク…世界の文化に触れ感じた自分自身の変化
「こんな広い世界の中で、見知らぬ男女が海外で2回も偶然会ったりしたら、運命を感じません？ これって声をかけろってこと？ って、僕だったらちょっと思っちゃうかも（笑）」
バンコク、台北、ホーチミンを舞台に描いたドラマ『tourist』で、水川あさみ、池田エライザ、尾野真千子演じる3人の旅する女性を魅了していく男・天久真を演じた三浦春馬（28）。
人生に迷い、悩んだとき、ひとり訪れた海外で、もしミステリアスで刺激的な、そして優しく寄り添ってくれる男性に出会ってしまったら――。しかも、そんな男性が三浦のような男性だったら――。惹かれないわけがない！
「そうですか？ （セクシーな声色で）ありがとう。なんてね（笑）」
そう茶目っ気たっぷりに答えては笑いを誘う。
ベトナム、タイを訪れるのは初めてだったそうで、
「撮影前から自分にとっていい経験になるだろうなと思っていました」
と振り返る。撮影は3都市での撮影を1か月で終えるという強行スケジュール。
「主演の彼女たちのほうが、出番も多く大変だったと思います。僕は……最高に楽しかったです！（笑） フリータイムは観光したり、台湾には所属事務所の支社があったので、挨拶にも行って。スタッフと火鍋など地元のおいしい料理をいただいて、満喫しました」
近年はブロードウェイミュージカルの日本版に出演するほか、昨年は短期留学のためイギリスへ。NHKの紀行番組『世界はほしいモノにあふれてる』ではMCを務め、つい先日もニューヨークを訪れるなど、世界の文化に触れることも多い。
「数年前、舞台『キンキーブーツ』で、役作りのために1か月弱、ニューヨークに行かせてもらって。ちょうどそのころから、海外のエンターテイメントに触れたい気持ちがふくれ上がっていったんです。でも特に海外を意識していたわけではなく、たまたまです（笑）」
だが、海外での経験は確実に自身にも影響を与えているそうで、
「昔よりも社交的になった気がします。短い間でしたが、ホストファミリーにお世話になったときがあって、“自分が今、何をやりたいのか”“何をしていきたいのか”という意思表示って、互いのリレーションシップを確立するためにはすごく大事なことだと実感して。日本でもそれは必要不可欠なこと。今はディレクター、プロデューサーにも自分の意見を伝えるようにしています。
ニューヨークですごくキレイな人に話しかけられたことがあって。地下鉄の場所を聞かれたんですが、当時21歳だった僕はビビってしまい“I don’t know!”って勢いで答えちゃって。すごい感じ悪いじゃないですか。しかも、そのあと地下鉄でまさかの再会！ かなり気まずかった……。英語をもうちょっと勉強しておけばいい出会いになってたのかな。残念です！（笑）」
映画、ドラマ、舞台と、ジャンルを問わず第一線に立ち続ける三浦。子役のころから活躍し、長いキャリアを持つが、まだ20代！
「よく30代と間違われるんですが、まだ28歳です（笑）。でもあと少しで30歳。これまで学んだことを土台に、まだまだ頑張っていきたいと思います」
＜出演情報＞
TBS・テレビ東京・WOWOW3局横断Paravi オリジナルドラマ
『tourist』
●第1話「バンコク編」はTBSにて9月28日（金）深夜0時35分〜
●第2話「台北編」はテレビ東京にて10月1日（月）深夜0時12分〜
●第3話「ホーチミン編」は10月7日（日）深夜0時30分〜WOWOWにて無料放送
