自称テクニシャンも童貞も同レベル?女性が求める「愛されるセックス」とは

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女性が男性のセックスに求めるものは何だと思いますか?
それは、「経験人数」でも「やさしさ」という抽象的なものでもありません。女性が本当に気持ちよくなって満足する「快感」の知識を持っていて、それを実践してくれることです。

男性はセックスに対してさまざまな誤解をもっているもの。そんな男性の誤解を解き、正しく女性を快感へ導く方法を教えてくれる一冊が『もっと愛されるために』(アダム徳永著、WAVE出版刊)です。

自称テクニシャンも経験値ゼロの童貞も、著者に言わせると「大差なし」。
その理由は、男性側のさまざまな「誤解」のせい。では、男性はどんな「誤解」をしているでしょうか。

■男は「成功パターン」を信じて疑わない

女性の性感は千差万別。以前付き合っていた女性が満足していたセックスと、今お付き合いしている女性が満足するセックスはまったくの別モノです。

未熟なセックスしかできない男性はそのことを知らず、たまたまの成功例を違う相手にも忠実に再現しようします。母性本能あふれる女性は、そんな男性の単細胞ぶりも「男って可愛い生き物ね」と大目にみてくれるかもしれません。

ところが、自分の成功パターンを信じて疑わない男性は、自分のテクニックが通用しなかった場合、「お前の感度が悪いんじゃないか?」と相手のせいにすることも。これでは女性が満足することは永遠にありません。

■未熟な男性ほどAVを「教科書」にする

最近は女性でもAVを見る機会はあるかもしれません。でも、それは「もしこんなことをされたら……」と妄想世界を遊ぶものであって、現実はNGという女性がほとんど。

男性の視覚効果に訴えるAV的なテクニックは、一言でいえば「愛撫が強い」と著者。ところが、男性は映像で見たものを試してみたいという衝動が抑えきれず、「激しいセックス=女性が喜ぶ」と誤解していきます。

あるとき、著者がAVに出演する女優に聞いたところ、行為のほとんどは痛いだけで気持ちよくはないと語ったそうです。男性には、AVは妄想の産物だということを知っておいてほしいものです。

■「強い刺激ほど感じる」という誤解

男性のもっとも大きな誤解は、「愛撫は強いほうがいい」というもの。しかし、女性が求めるのは、男性が思っている以上に繊細な触れ方です。

女性を深い性的快感へ導く触れ方は、「指先が肌に触れるか触れないかの微妙なタッチ圧」であること。指と肌の間に薄い皮膜があるようなイメージで、頭のなかで2つ数える間に10cm進むのが理想的と著者。

男性からするとじれったいほどゆっくりした動きですが、それほど、男性と女性では感じ方や気持ちよくなるポイントが違うということです。

 ◇ ◇ ◇

いかがでしょうか?
男性が誤解をあらためれば、女性はもっともっとセックスを楽しめ、パートナーとして末永く付き合っていくことができるはず。本書では、さらに女性を満足させるセックスの極意が書かれているので、男性なら一度は読んでおきたいところです。

(ライター:大村 佑介)

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