トイレで大政奉還!? 「二条城二の丸御殿大広間」京都市営地下鉄の駅にラッピング個室
二条城二の丸御殿大広間元画像(画像提供:京都市交通局)
NHK大河ドラマ『西郷どん』を毎週楽しみにご覧になっている方は多いだろう。花街で「ヒーさま」と呼ばれる謎の人物が、実は将軍後見職を務める一橋慶喜で、松田翔太が好演している。鈴木亮平演ずる西郷吉之助との不思議な縁も、見どころだ。慶喜はやがて徳川宗家を相続し、第15代将軍に就任する。
そして1867年、徳川慶喜は「大政奉還」を行う(これは歴史的事実だから、ネタばれにはならないだろう)。徳川幕府が天皇に政権を返上する、歴史的なイベントの舞台となるのが、二条城二の丸御殿大広間だ。ここで、徳川慶喜は諸藩の大名、重臣に対して、大政奉還を諮問するのだ。
この二条城二の丸御殿大広間のラッピングを施した、なんともユニークなトイレが登場し、話題になっている。場所は京都市営地下鉄烏丸線京都駅構内のホーム階南端トイレだ。
Jタウンネット編集部は京都に電話して、話を聞いてみることにした。
「座ると目の前に目を伏せた家臣たちが...!」「はずい(笑)」
二条城二の丸御殿大広間のラッピングトイレ個室内左側(画像提供:京都市交通局)
電話で答えてくれたのは、京都市交通局営業推進室の担当者だ。
「このアイデアは、京都市役所の若手職員による増客プロジェクトチームの発案で、実現しました」と担当者。
「昨年が大政奉還150周年だったこともあり、お客様の話題になるような企画はないか、と考えたようです。二条城二の丸御殿大広間の写真を使用したラッピングができないかと、二条城の管理事務所にも相談の上、許可をいただきました」
二条城二の丸御殿大広間のラッピングトイレ個室内正面(画像提供:京都市交通局)
「おかげさまで、実際にトイレを使用されたお客様からも好意的に受け取られているようです。テレビ局からの取材も受けています。恥ずかしいという感想もありましたが......」と担当者。
ツイッターにはこんな声が寄せられている。
地下鉄京都駅のトイレ入ったら、中が二条城二の丸御殿のラッピングでびびった...。しかも将軍目線で落ち着かなさすぎる。
— ななみ (@nanami_yuki) 2018年6月22日
なにやってんの京都市グッジョブ。 pic.twitter.com/0E999hdns9
やばい、京都市営地下鉄の女子トイレですごいもの見つけた! 個室の壁に二条城二の丸の大広間に家臣が居並ぶ写真が貼られてて、座ると目の前に目を伏せた家臣たちが...! pic.twitter.com/BCHFoOc1yu
— (@hakume) 2018年7月14日
本日は歩行者天国になっていなかったせいか想定外に空いててそのせいか灼熱ってほどでもなくサクサク回れた祇園祭。今日も推し山は元気にかま振り上げてたわ?
— スーフー (@HasznosH) 2018年7月14日
あと地下鉄京都駅南口のトイレの個室が二条城大広間ラッピングで扉閉めたらこのさまでびっくりした。
そんな宵々々山。 pic.twitter.com/d8MUX4rObf
「将軍目線で落ち着かなさすぎる」「座ると目の前に目を伏せた家臣たちが...!」「扉閉めたらこのさまでびっくりした」などといった感想だ。
二条城好きな私には嬉しいけど、なんか見られてるみたいでやだ(笑)。はずい(笑)。
— 鮎 (@ayuko14188) 2018年7月29日
しかも、大広間の大事な大政奉還の場面を使うなんて。
駅トイレ壁面に二条城大広間 京都、大名ずらり将軍気分 (京都新聞) - LINEアカウントメディア https://t.co/DkMSgcoqHx #linenews @news_line_meから
烏丸線の京都駅のトイレ、二条城のラッピングトイレで笑った
— ねむ@原稿中 (@moeshikanai) 2018年7月30日
落ち着かないよ
二条城は京都駅のラッピングトイレで済ませた...(ひどい話だ) 写真あげるのもどうなんだってかんじだけどおもしろかったよ
— まる (@momokers) 2018年7月30日
「二条城好きな私には嬉しいけど、なんか見られてるみたいでやだ(笑)。はずい(笑)」「落ち着かないよ」「...おもしろかったよ」といったコメントもあった。
二条城二の丸御殿大広間ラッピングトイレの設置期間は、8月16日まで。