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セブン‐イレブン・ジャパンは、セブンスイーツの魅力をSNSを使って1年間広める「ドリームセブンスイーツアンバサダー」の募集を開始した。驚きなのはその報酬。週1回のSNS投稿を主業務となるが、なんと1年で711万円が支給される。そもそもセブンは報酬に見合った効果を期待できるのか。

○SNS投稿で711万円の高額報酬

ドリームセブンスイーツアンバサダーは、週1回、専用のSNSアカウントを通じてセブンスイーツの写真とコメントを投稿し、セブンスイーツの魅力を広める仕事だ。審査を経て6月下旬に決定、7月11日を任命式として丸1年活動することになる。報酬は711万円。2018年8月以降、翌年6月まで毎月60万円、活動最終日に51万円をボーナスとして支給される。

月1回の打ち合わせがあったり、投稿内容について月2回テーマ設定があったりと、活動そのものは完全フリーではないが、文字通りおいしそうな仕事だ。募集人員もわずか1名なのもうなずける。とはいえ、採用者がいかに優秀でも、報酬に見合う宣伝効果が得られるのかは謎だ。しかし、調べれば非常に効果のありそうな施策に映ってくる。

○セブンスイーツアンバサダーを活用

そもそもドリームセブンスイーツアンバサダーは、セブンスイーツアンバサダーから選ばれることになっている。1次審査の段階でアンバサダー登録(無料)が必須になっているからだ。「#ドリームセブンスイーツアンバサダー」をつけてツイッターもしくはインスタグラムに投稿することで応募が完了、審査通過者は2次選考、最終選考へと進むことになっているのだ。

セブンスイーツアンバサダーは2017年4月に、セブンスイーツの刷新時に創設、現在登録者は数万人に達する巨大な会員組織だ。登録者には、消費者視点でセブンスイーツの魅力を伝えてもらえることが期待されており、それと引き換えに会員特典がある。会員特典ではSNS投稿とランクに応じてスイーツ無料券が付与されるシステムがあり、クーポンや新商品情報をいち早くもらえたり、抽選で新商品の試食会やイベントにも参加できる特典も用意されていたりする。

今回の募集告知で、アンバサダーの登録者はさらに増えるだろうし、既存会員の活性化も期待できる。こう考えれば、711万円という高額報酬は、宣伝効果を考えると決して高くはない。セブンにとってもおいしいものといえそうだ。